ワクチン職域接種申請受け付け一時休止で対応急ぐ 北海道 函館

新型コロナウイルスワクチンの職域接種について、政府が申請の受け付けの一時休止を決めたことを受けて、職域接種を予定している函館商工会議所は急きょ、25日申請を行うため対応を急いでいます。

政府はワクチン接種の迅速化に向け企業などによる職域接種を本格的に始めましたが、使用するモデルナのワクチンの配送が追いつかず、今後、供給できる量を上回るおそれがあるとして、23日、職域接種の申請の受け付けを、25日午後5時で一時休止することを決めました。

函館商工会議所は、およそ2200社の会員企業を対象にした職域接種を行うため、来週、申請することを24日発表したばかりでしたが、政府の方針を受けて急きょ、会員企業に接種を希望する従業員の数を聞き取ったり、医療機関との調整を急いだりして当初の予定を前倒しし、25日申請を行うことにしました。

函館商工会議所の久保俊幸会頭は「とても驚いたが、期待している会員も多いので、職域接種をやめるということは考えていない。期待に応えるためにもなんとか申請を間に合わせたい」と話しています。