宿泊療養先から行方不明の男性患者 “覚醒剤で逮捕され釈放”

新型コロナウイルスに感染し大阪市内のホテルの6階で宿泊療養していた20代の男性患者が22日から行方がわからなくなっています。患者は覚醒剤に関係して警察に逮捕されたあと感染が分かり、釈放されてそのままホテルに移動していたことが分かりました。保健所からの届け出を受け警察が行方を捜しています。

行方がわからなくなっているのは新型コロナウイルスに感染し大阪 北区のホテルで宿泊療養していた20代の男性患者です。

大阪府によりますとこの患者は、今月19日にホテルで療養を始めましたが、22日朝から連絡が取れなくなり、看護師が部屋に入ったところ、いなくなっていたということです。

部屋は6階で窓の留め具が壊されており、この窓をこじあけて建物の足場を伝うなどして外に出たとみられるということです。

ホテル内には警備員がいたほか防犯カメラが設置されていましたが、外出する姿は確認できなかったということです。

捜査関係者への取材で患者は覚醒剤に関係して警察に逮捕されたあと感染が分かり、釈放されてそのままホテルに移動していたことが分かりました。

警察は大阪市保健所の届け出を受け、行方を捜しています。

大阪府警察本部は一般論として釈放するかどうかはコロナの感染にかかわらず判断しているとしたうえで、今回のケースについては「特にコメントはありません」としています。