【結果詳細】陸上日本選手権 東京オリンピック代表選考会1日目

東京オリンピックの代表選考を兼ねた陸上の日本選手権が大阪市の「ヤンマースタジアム長居」で開幕しました。大会は新型コロナウイルスの感染対策が取られる中、5000人を上限に観客を入れて行われました。
大会初日の結果をお伝えします。

男子100m準決勝 山縣、多田らが決勝へ

男子100メートルの準決勝では、各組の上位2着までとタイムが上位の2人の合わせて8人が25日の決勝に進みます。

第1組には今月、日本新記録を出した山縣亮太選手と9秒台の自己ベストを持つサニブラウン アブデル・ハキーム選手が登場し、山縣選手が無風のなか10秒16のタイムで、この組のトップで決勝進出を果たしました。サニブラウン選手は10秒30の3着で自動的に決勝に進む上位2着に入れませんでした。

第2組は10秒01のタイムを持つ多田修平選手が、向かい風0.4メートルのなか、10秒17の好タイムをマークして1着で決勝に進みました。

第3組は向かい風0.9メートルの中、桐生祥秀選手が10秒28で1着、小池祐貴選手が10秒30の2着で決勝へ進みました。
一方、10秒03の自己ベストを持つケンブリッジ飛鳥選手は10秒44の5着で、決勝進出を逃しました。

準決勝の3レースを終え、1組で3着のサニブラウンアブデル・ハキーム選手と3組で3着だった東田旺洋選手がタイムで上位2人に入り決勝に進みました。
▽準決勝1組
1着 山縣亮太 10秒16(決勝進出)
2着 柳田大輝 10秒22(決勝進出)
3着 サニブラウン アブデル・ハキーム 10秒30(決勝進出)
4着 三浦励央奈 10秒43
5着 桑田成仁 10秒44
6着 伊藤弘大 10秒46
7着 宮城辰郎 10秒48
8着 竹田一平 10秒49
▽準決勝2組
1着 多田修平 10秒17(決勝進出)
2着 デーデーブルーノ 10秒21(決勝進出)
3着 矢橋寛明 10秒38
4着 鈴木涼太 10秒38
5着 坂井隆一郎 10秒40
6着 水久保漱至 10秒44
7着 大上直起 10秒44
8着 川西裕太 10秒64
▽準決勝3組
1着 桐生祥秀 10秒28(決勝進出)
2着 小池祐貴 10秒30(決勝進出)
3着 東田旺洋 10秒35(決勝進出)
4着 平野翔大 10秒43
5着 ケンブリッジ飛鳥 10秒44
6着 植本尚輝 10秒44
7着 福島聖 10秒49
8着 遠藤泰司 10秒51

女子100m準決勝兒玉らが決勝へ

女子100メートルの準決勝では、各組の上位2着までとタイムが上位の2人の合わせて8人が25日の決勝に進みます。

▽準決勝1組
1着 兒玉芽生 11秒46(決勝進出)
2着 石川優 11秒62(決勝進出)
3着 名倉千晃 11秒62(決勝進出)
4着 世古和 11秒74(決勝進出)
5着 田路遥香 11秒77
6着 高橋明日香 11秒78
7着 安達茉鈴 11秒82
8着 三宅奈緒香 11秒92

▽準決勝2組
1着 壹岐あいこ 11秒60(決勝進出)
2着 君嶋愛梨沙 11秒70(決勝進出)
3着 青山華依 11秒72(決勝進出)
4着 齋藤愛美 11秒75(決勝進出)
5着 三浦愛華 11秒82
6着 角良子 11秒84
7着 鷺麻耶子 11秒91
8着 吉田紗弓 11秒97

男子円盤投げ 堤が優勝

男子円盤投げの東京オリンピック参加標準記録は66m00で、この記録を突破した選手はいませんでした。

優勝 堤雄司 59m29
2位 湯上剛輝 57m46
3位 幸長慎一 57m35
4位 米沢茂友樹 55m63
5位 安藤夢 54m72
6位 蓬田和正 53m81
7位 安保建吾 52m58
8位 飛川龍雅 52m51

男子5000m 遠藤が優勝

男子5000mの東京オリンピック参加標準記録は13分13秒50で、この記録を突破した選手はいませんでした。

優勝 遠藤日向 13分28秒67
2位 松枝博輝 13分30秒21
3位 坂東悠汰 13分31秒46
4位 相澤晃 13分31秒53
5位 塩澤稀夕 13分32秒06
6位 佐藤悠基 13分38秒40
7位 藤本拓 13分38秒74
8位 千明龍之佑 13分39秒04

女子走り幅跳び 秦が優勝

女子走り幅跳びの、東京オリンピック参加標準記録は6m82で、この記録を突破した選手はいませんでした。

優勝 秦澄美鈴 6m40
2位 高良彩花 6m30
3位 竹内真弥 6m20
4位 嶺村優 6m15
5位 中野瞳 6m12
6位 吉田花鈴 6m06
7位 甲斐好美 6m02
8位 小玉葵水 6m01

男子走り高跳び 戸邉が優勝

男子走り高跳びの決勝が行われ、この種目の日本記録保持者、戸邉直人選手が2メートル30センチの記録で2年ぶり4回目の優勝を果たしました。

しかし、東京オリンピックの参加標準記録2メートル33センチは3回跳んでいずれも失敗し、この大会での代表内定はなりませんでした。

優勝した戸邉選手は「東京オリンピックの参加標準記録を出せなかったのは残念ですが、優勝できてほっとしました。風がいろいろな方向から吹いてきて、難しい状況でしたが、2メートル30センチの跳躍では最大限の力を出すことができました」と振り返りました。

優勝 戸邉直人 2m30
2位 真野友博 2m27
3位 衛藤昂 2m24
4位 藤田渓太郎 2m24
5位 瀬古優斗 2m24
6位 長谷川直人 2m20
7位 大田和宏 2m15
7位 赤松諒一 2m15
(※同じ記録で順位が異なるのは失敗の回数などによる)

男子400m予選

男子400mは各組の上位2着までと、タイムの上位2人が25日の決勝に進みます。

▽予選1組
1着 佐藤拳太郎 46秒11(決勝進出)
2着 岩崎立来 46秒42(決勝進出)
3着 鈴木碧斗 46秒91(決勝進出)
4着 木村和史 46秒91
5着 友田真隆 46秒95
6着 藤好駿太 47秒09
7着 堀井浩介 47秒23
8着 加藤修也 47秒41
9着 東魁輝 47秒41

▽予選2組
1着 伊東利来也 46秒19(決勝進出)
2着 中島佑気ジョセフ 46秒36(決勝進出)
3着 佐藤風雅 46秒74(決勝進出)
4着 吉津拓歩 46秒95
5着 板鼻航平 47秒04
6着 大崎健太 47秒35
7着 片山雄斗 47秒43
8着 小渕瑞樹 48秒47

▽予選3組
1着 川端魁人 46秒42(決勝進出)
2着 池田弘佑 46秒77(決勝進出)
3着 山木伝説 46秒96
4着 河内光起 47秒03
5着 野瀬大輝 47秒29
6着 中野直哉 47秒46
7着 藤原武サルヴァドル 47秒52
8着 北川貴理 48秒11
9着 井上大地 49秒22

女子400m予選

女子400mは、各組の上位2着とタイムの上位2人が決勝に進みます。

▽予選1組
1着 松本奈菜子 54秒13(決勝進出)
2着 吉田紗弓 54秒25(決勝進出)
3着 大島愛梨 54秒62(決勝進出)
4着 後野詩衣菜 55秒16
5着 新宅麻未 55秒32
6着 川田朱夏 55秒74

▽予選2組
1着 岩田優奈 55秒23(決勝進出)
2着 小林茉由 55秒29(決勝進出)
3着 武石この実 56秒00
4着 室月里莉花 58秒47

▽予選3組
1着 青山聖佳 53秒20(決勝進出)
2着 久保山晴菜 53秒59(決勝進出)
3着 松尾季奈 53秒59(決勝進出)
4着 藤沼朱音 54秒66
5着 大野瑞奈 56秒02
6着 川崎夏実 56秒32
7着 浜田真衣 57秒47

女子400m決勝は、25日行われます。

男子100m 準決勝のスタートリストは…

午後7時半すぎに行われる男子100メートルの準決勝のスタートリストが発表されました。

準決勝は3組に分かれて行われ、1組には今月9秒95の日本新記録を出した山縣亮太選手とサニブラウン アブデル・ハキーム選手が入りました。

2組には予選を全体で2番目となる10秒26のタイムで通過した多田修平選手が入りました。

そして、3組には予選で向かい風0.4メートルの中、全体トップの10秒12をマークした桐生祥秀選手とケンブリッジ飛鳥選手、それに小池祐貴選手と、「6強」と言われる有力選手のうち3人が集まり、激しい争いが予想されます。

準決勝では、各組の上位2着までと、タイムが上位の2人の、合わせて8人が、25日の決勝に進みます。

女子円盤投げ 齋藤が優勝

女子円盤投げの東京オリンピック参加標準記録は63m50で、この記録を突破した選手はいませんでした。

優勝 齋藤真希 52m89
2位 辻川美乃利 52m05
3位 郡菜々佳 50m30
4位 川口紅音 49m88
5位 藤森夏美 49m85
6位 城間歩和 49m34
7位 清水麻衣 49m05
8位 山本実果 48m03

男子100m予選 桐生がトップ10秒12

男子100メートルは予選が行われ、9秒98のタイムを持つ桐生祥秀選手が向かい風0.4メートルのなか全体トップの10秒12の好タイムをマークし準決勝に進みました。

今月、9秒95の日本新記録をマークしたばかりの山縣亮太選手は10秒27で、予選1組のトップで準決勝に進み、サニブラウン アブデル・ハキーム選手、小池祐貴選手、多田修平選手、ケンブリッジ飛鳥選手もそれぞれ出場した組のトップで準決勝に進みました。

準決勝は午後7時半すぎに行われ、この6人を合わせた24人が決勝の8つの枠を争います。

男子100m予選は各組の上位3着とタイムの上位3人が準決勝に進みます。
▽予選1組
1着 山縣亮太10秒27(準決勝進出)
2着 竹田一平10秒33(準決勝進出)
3着 宮城辰郎10秒33(準決勝進出)
4着 川西裕太10秒42(準決勝進出)
5着 瀬尾英明10秒44
6着 塚口哲平10秒48
7着 田中佑典10秒58
▽予選2組
1着 多田修平10秒26(準決勝進出)
2着 デーデーブルーノ10秒29(準決勝進出)
3着 矢橋寛明10秒50(準決勝進出)
4着 桑原拓也10秒60
5着 渡辺隼斗10秒64
6着 勢力奎10秒74
7着 佐野陽10秒85
▽予選3組
1着 小池祐貴10秒42(準決勝進出)
2着 鈴木涼太10秒49(準決勝進出)
3着 三浦励央奈10秒53(準決勝進出)
4着 新崎仁也10秒57
5着 和田遼10秒61
6着 草野誓也10秒69

▽予選4組
1着 坂井隆一郎10秒34(準決勝進出)
2着 水久保漱至10秒36(準決勝進出)
3着 桑田成仁10秒39(準決勝進出)
4着 伊藤弘大10秒40(準決勝進出)
5着 平野翔大10秒43(準決勝進出)
6着 小林将一10秒50
7着 佐々木啓輔10秒55
▽予選5組
1着 ケンブリッジ飛鳥10秒37(準決勝進出)
2着 遠藤泰司10秒41(準決勝進出)
3着 東田旺洋10秒44(準決勝進出)
4着 林拓優10秒45
5着 重谷大樹10秒62
▽予選6組
1着 サニブラウン アブデル・ハキーム10秒29(準決勝進出)
2着 柳田大輝10秒35(準決勝進出)
3着 福島聖10秒43(準決勝進出)
4着 宮本大輔10秒52
5着 河田航典10秒55
6着 本郷汰樹10秒61
7着 斎藤大介10秒72

▽予選7組
1着 桐生祥秀10秒12(準決勝進出)
2着 植本尚輝10秒38(準決勝進出)
3着 大上直起10秒40(準決勝進出)
4着 梶川颯太10秒44
5着 川上拓也10秒45
6着 岩崎浩太郎10秒49
7着 中村彰太10秒59

女子100m予選結果

女子100mは各組の上位2着までとタイムの上位6人が準決勝に進みます。この種目の日本記録保持者の福島千里選手は12秒01のタイムで4組の5着に終わり、予選で敗退しました。この結果、福島選手は4大会連続となるオリンピック出場はなくなりました。

福島選手はレースのあと「いいコンディションで大会に臨むことはできませんでした。ここへ来るまでサポートしてくれた方々に、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と話しました。また進退について問われると「チームに帰ってから決めたいです。今は何も言えません」と話し、明言を避けました。

▽予選1組
1着 兒玉芽生 11秒46(準決勝進出)
2着 齋藤愛美 11秒61(準決勝進出)
3着 世古和 11秒68(準決勝進出)
4着 高橋明日香 11秒71(準決勝進出)
5着 藏重みう 11秒87
6着 市川華菜 11秒92
7着 藤田涼子 11秒95

▽予選2組
1着 田路遥香 11秒76(準決勝進出)
2着 安達茉鈴 11秒76(準決勝進出)
3着 三浦由奈 11秒82
4着 御家瀬緑 11秒89
5着 島田沙絵 11秒93
6着 大城珠莉 12秒04
7着 前川梨花 12秒13

▽予選3組
1着 君嶋愛梨沙 11秒51(準決勝進出)
2着 三浦愛華 11秒61(準決勝進出)
3着 鷺麻耶子 11秒67(準決勝進出)
4着 三宅奈緒香 11秒77(準決勝進出)
5着 和田麻希 11秒91
6着 土井杏南 12秒34
7着 柴山沙也香 失格(フライング)

▽予選4組
1着 石川優 11秒70(準決勝進出)
2着 吉田紗弓 11秒81(準決勝進出)
3着 石堂陽奈 11秒90
4着 湯淺佳那子 11秒94
5着 福島千里 12秒01
6着 渡邊輝 12秒02
7着 松本沙耶子 12秒04

▽予選5組
1着 壹岐あいこ 11秒59(準決勝進出)
2着 名倉千晃 11秒61(準決勝進出)
3着 角良子 11秒71(準決勝進出)
4着 青山華依 11秒72(準決勝進出)
5着 宮武アビーダラリー 11秒86
6着 壹岐いちこ 11秒88
7着 佐久田侑咲 11秒94

男子1500m予選 結果

男子1500mは各組の上位5着までと、タイムの上位2人が決勝に進みます。

▽予選1組(上位8着まで)
1着 溝口仁 3分52秒13(決勝進出)
2着 舟津彰馬 3分52秒28(決勝進出)
3着 森田佳祐 3分52秒39(決勝進出)
4着 飯島陸斗 3分52秒43(決勝進出)
5着 飯澤千翔 3分52秒47(決勝進出)
6着 前田恋弥 3分52秒71
7着 佐久間秀徳 3分53秒05
8着 茂木亮太 3分54秒16

予選2組(上位8着まで)
1着 館澤亨次 3分42秒07(決勝進出)
2着 荒井七海 3分42秒46(決勝進出)
3着 木村理来 3分42秒70(決勝進出)
4着 河村一輝 3分43秒03(決勝進出)
5着 佐藤圭汰 3分43秒13(決勝進出)
6着 服部凱杏 3分43秒39(決勝進出)
7着 高橋佑輔 3分43秒95(決勝進出)
8着 中井啓太 3分45秒21

大会1日目の主な競技予定

▽競走競技
14:35 男子1500m予選
15:00 女子100m予選
15:40 男子100m予選
18:05 女子400m予選
18:30 男子400m予選
18:55 男子5000m決勝
19:20 女子100m準決勝
19:32 男子100m準決勝

▽跳躍競技
17:00 男子走り高跳び決勝
17:05 女子走り幅跳び決勝

▽投てき競技
15:30 女子円盤投げ決勝
18:00 男子円盤投げ決勝

東京オリンピック 内定への道

今大会では各種目最大で3人のオリンピック代表が内定します。
(※女子5000メートルは田中希実選手がすでに内定しているため、この大会で内定する選手は最大で2人)

日本代表は、この大会の成績と参加標準記録、それに世界ランキングで決まりますが、内定の条件は以下のとおりです。

(1)日本選手権での代表内定
今大会でオリンピックの切符をつかむには「3位以内に入ること」、「参加標準記録を満たすこと」の2つの条件を満たすことが求められます。すでに参加標準記録を突破している選手が3位以内に入った場合、その場で代表に内定します。今大会で参加標準記録を突破して3位以内に入った場合も、基準を満たし内定します。

(2)3位以内に入ったが、参加標準記録を突破できなかった場合
日本選手権で3位以内に入った選手が参加標準記録を満たせなかった場合、7月1日に世界陸連から公表される世界ランキングによって代表が決まります。その選手が世界ランキングで上位に入った場合、参加標準記録を突破していなくても代表に選ばれます。

(3)上記に該当しない場合
参加標準記録を満たして3位以内に入った選手が出ず、上記の世界ランキングでも代表選手が出なかった場合、日本選手権の4位以下でも参加標準記録を満たした競技者のなかから選ばれます。
例えば、日本選手権で3位以内に入らなくても、指定された期間内に参加標準記録を満たしていれば代表に選ばれることになります。このほか、日本選手権で3位以内に入らなくても、世界ランキングで上位に入ることで出場資格が得られる場合もあります。

東京オリンピックの“参加標準記録”

▽100m:(男子)10秒05、(女子)11秒15
▽200m:(男子)20秒24、(女子)22秒80
▽400m:(男子)44秒90、(女子)51秒35
▽800m:(男子)1分45秒20、(女子)1分59秒50
▽1500m:(男子)3分35秒00、(女子)4分04秒20
▽5000m:(男子)13分13秒50、(女子)15分10秒00
▽110mハードル:(男子)13秒32
▽100mハードル:(女子)12秒84
▽400mハードル:(男子)48秒90、(女子)55秒40
▽3000m障害:(男子)8分22秒00、(女子)9分30秒00
▽走り高跳び:(男子)2m33、(女子)1m96
▽棒高跳び:(男子)5m80、(女子)4m70
▽走り幅跳び:(男子)8m22、(女子)6m82
▽三段跳び:(男子)17m14、(女子)14m32
▽砲丸投げ:(男子)21m10、(女子)18m50
▽円盤投げ:(男子)66m00、(女子)63m50
▽ハンマー投げ:(男子)77m50、(女子)72m50
▽やり投げ:(男子)85m00、(女子)64m00