高齢者ワクチン接種 1回目が5割超に 接種開始から2か月余 政府

新型コロナウイルスのワクチン接種について、政府が24日に公表した最新の実績によりますと、全国の高齢者のうち1回目の接種を受けた人が5割を超えました。

新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、2月から医療従事者などへの接種が行われ、ことし4月12日からは今年度中に65歳以上になる高齢者への接種も進められています。

政府が24日に公表した23日時点の実績によりますと、全国で1回目の接種を受けた高齢者は1813万125人で、高齢者全体の51.09%となり5割を超えました。

2回目の接種を終えた高齢者は621万2585人で、17.51%となっています。

開始から2か月余りで半数以上の高齢者が1回目の接種を受けました。

政府は7月末までに、希望するすべての高齢者の接種が完了する見込みだとしています。
都道府県別で見ると、1回目の接種を受けた人の割合が最も高かったのは、
▽佐賀県で1回目を受けた人が68.33%、2回目を終えた人が29.25%でした。

次いで、
▽岐阜県が1回目65.62%、2回目23.01%
▽山形県が1回目63.20%、2回目24.82%でした。

大都市の都府県では、
▽東京都が1回目51.77%、2回目17.88%
▽大阪府が1回目45.81%、2回目13.34%
▽愛知県が1回目61.85%、2回目19.04%となっています。

これらのデータは、各地域からシステムに入力された人数に基づくもので、実際は、これ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。

一方、政府が24日に公表した最新の実績によると、医療従事者と高齢者などを合わせた1日あたりの接種回数は、6月に入って100万回を超える日も出てきています。