韓国の元慰安婦ら 日本政府への損害賠償訴訟 2審は11月開始

韓国の元慰安婦などが日本政府に損害賠償を求めた裁判で、ソウル高等裁判所は原告の控訴を受けて、ことし11月に2審の裁判を始め、来年5月にも判決を言い渡す予定だと明らかにしました。

韓国の元慰安婦と遺族が日本政府に損害賠償を求めていた裁判で、ソウルの中央地方裁判所はことし4月、国際法上の「主権免除」の原則が適用されるとの判断を示し、原告の訴えを退ける1審判決を言い渡しました。

原告が先月控訴したことを受けて、ソウル高等裁判所はことし11月25日に2審の裁判を始める予定だと明らかにしました。

審理の状況にもよりますが、判決はムン・ジェイン(文在寅)大統領の任期満了後の、来年5月26日にも言い渡す予定だとしています。

日本政府は国際法上の「主権免除」の原則から、訴えは却下されるべきだとして、これまで裁判に出席しておらず、2審も出席しないとみられます。

慰安婦問題をめぐる別の裁判では、ことし1月、ソウル中央地裁が「主権免除」の原則は適用されないとの判断を示し、日本政府に賠償を命じる判決が確定しています。

この判決について日本政府は、判決は国際法などに明らかに反しているとして、韓国側の責任で適切な措置を講じるよう重ねて求めています。