東京都 新型コロナ 619人感染確認 600人超は先月28日以来

東京都内では23日、新たに619人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の水曜日より118人増えました。一日に600人を超えるのは5月28日の614人以来で、都の担当者は「リバウンドしつつある可能性は高いと思う。感染者を増やすことのないよう人との接触を避けてほしい」と呼びかけています。

東京都は23日、都内で新たに10歳未満から80代の男女合わせて619人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の水曜日より118人増え、4日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

一日の感染確認が600人を超えるのは、5月28日の614人以来です。

また、23日までの7日間平均は422.7人で、前の週の109.9%となりました。

7日間平均が前の週を上回るのも4日連続です。

都の担当者は「感染者が増加している状況で、リバウンドしつつある可能性は高いと思う」としたうえで、「きょうも繁華街は非常に人流がある。感染者を増やすことのないよう人との接触を避けてほしい」と呼びかけています。

23日の619人の年代別は、10歳未満が15人、10代が77人、20代が165人、30代が129人、40代が101人、50代が82人、60代が27人、70代が14人、80代が9人です。

感染経路が分かっている260人の内訳は、「家庭内」が146人で最も多く、次いで「施設内」が40人、「職場内」が35人、「会食」が10人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは17万375人になりました。

また、都が参考として発表した22日の検査件数は8008件で、22日までの3日間の平均は6773.7件でした。

23日時点で入院している人は22日より16人増えて1301人で、「現在確保している病床に占める割合」は23.3%です。

一方、都の基準で集計した23日時点の重症の患者は22日より1人減って44人で、重症者用の病床の11.8%を使用しています。

また、都は感染が確認された50代から90代までの男女10人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は2213人になりました。

インドで確認の変異ウイルス 都内16人確認 クラスターも

東京都は23日、都内で新たに16人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

このうち50代から100歳以上の男女6人はデイサービスの利用者です。

この施設ではこれまでに、この変異ウイルスへの感染が確認された職員もいて、都は「クラスターが発生した」としています。

23日に確認された16人の内訳は、
▽20代が4人、
▽90代が2人、
▽50代が2人、
▽40代が2人、
▽30代が2人、
▽100歳以上が1人、
▽80代が1人、
▽60代が1人、
▽10歳未満が1人です。

感染経路が分かっているのは9人で、残りの7人は感染経路が分かっていないか、または調査中だと言うことです。

これでこの変異ウイルスの感染が確認された人は都内で合わせて142人になりました。