富士山 2年ぶりの山開きへ 山梨県側で7月1日に

山梨県は、2年ぶりとなる富士山の山開きを7月1日に行うことを決めました。

去年は、新型コロナウイルスの影響で登山道が通行止めになり、富士山の山開きは行われませんでした。

23日は、山梨県や富士吉田市、それに静岡県などの関係者、およそ30人が参加し、登山道などが安全か確認する調査が行われました。

参加者は、2つのルートにわかれ、富士山の5合目から頂上までの登山道と下山道を歩くなどして、雪どけの状況などを確認しました。

その結果、登山道に多少の雪は、まだ残っているものの今後、登山者が利用する際には影響はないということで7月1日に、2年ぶりに山梨県側で山開きが行われることが決まりました。

コロナ禍で迎える初めての夏山シーズンとなるため、山梨県では7月1日から9月10日まで、通常の安全対策だけでなく感染拡大を防ぐため、ふもとの駐車場や5合目などで登山者の体調確認や検温を行うことにしています。

山梨県道路管理課の篠原広高課長補佐は「去年は開山しなかったが、思っていたよりも登山道の形が残っていた。安全安心に登山客を迎えるにあたって、今から十二分に整える必要があると思う」と話していました。