ワクチン職域接種 東京 浅草や上野の観光関係者対象に実施へ

東京・浅草や上野などで観光産業に携わる人たちおよそ1万人を対象に新型コロナウイルスのワクチンの職域接種が実施されることになりました。

職域接種は、浅草や上野の商店街や観光連盟に加盟する飲食店や土産物店などから希望者を募って実施するということで、23日は台東区の担当者が浅草の仲見世商店街を訪れ、役員らに説明をしました。

区が設立した公益財団法人が主体となって医師や会場などを確保し、来月20日から9月末にかけて実施するということで、およそ1万人に接種することを見込んでいます。
仲見世商店街振興組合の金子弘之理事長は「職域接種は1000人以上の規模なので難しいと考えていたところ、今回の話をいただいたので喜んでいます。安全安心な商店街であることをアピールしていきたい」と話していました。
台東区産業振興課の浦里健太郎課長は「コロナ禍によって、区内の観光地を訪れる外国人観光客や修学旅行生が激減してしまい、支援策を考えてきました。今回の取り組みが区内の事業者の一助になればと思います」と話していました。