若い世代に働きかけワクチン接種率を高めたい 河野規制改革相

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、河野規制改革担当大臣は、全国知事会の飯泉会長らとオンラインで会議を開き、職域接種が本格的に始まったことを踏まえ、若い世代への働きかけを行って全体の接種率を高めたいという考えを示しました。

一方、飯泉会長は、今後、ファイザーの供給量が減ることを踏まえ、河野大臣に、具体的なスケジュールを示し、モデルナのワクチンも円滑に供給するよう求めました。

この中で河野規制改革担当大臣は「先週、1日100万回というゴールは達成できたのではないかという感じがする。菅総理大臣から、10月から11月にかけて、希望する国民に接種を終えるようにという指示が出ているので、しっかり頑張っていきたい」と述べました。

その上で「高齢者はかなり接種に前向きだが、年齢が下がるにしたがって、無関心というか、特に打たなくてもいいかなと思っている人たちの割合が増えてきている」と述べ、職域接種が本格的に始まったことを踏まえ、若い世代への働きかけを行って、全体の接種率を高めたいという考えを示しました。

一方、全国知事会の飯泉会長は「ファイザーのワクチンの供給が、来月から大幅に減っていくということで自治体での接種の現場が混乱するのではないかとして、多くの知事から、具体的な供給スケジュールや配分量を示してほしいという意見が出た。地域の実情に応じた柔軟な対応をお願いしたい」と述べました。

その上で、飯泉会長は、接種をさらに加速化させるため、ファイザーに加え、都道府県の大規模接種など向けのモデルナのワクチンも円滑に供給するよう求めました。