東京五輪 「夜遅い競技は無観客を」 埼玉県 大野知事

埼玉県の大野知事は、22日の記者会見で「夜遅くまで行われるバスケットボールについては、重点措置との整合性をとると『有観客』は考えにくいので検討してほしいと、お願いしている」などと述べ、組織委員会に無観客での開催を検討するよう要請していることを明らかにしました。

東京オリンピックのバスケットボールは、さいたま市の「さいたまスーパーアリーナ」で競技が行われ、一部の試合は開始時間が午後9時からで、終了予定が午後11時となっています。

一方、埼玉県は、現在「まん延防止等重点措置」が適用されているさいたま市では、イベントの開催を午後9時までとするよう求めています。

これについて、埼玉県の大野知事は会見で「夜遅くまで行われるバスケットボールについては、重点措置との整合性をとると『有観客』は考えにくいので検討してほしいとお願いしているが、返事は来ていない」と述べ、組織委員会に無観客での開催を検討するよう要請していることを明らかにしました。

組織委員会の橋本会長は、大野知事との電話の中で「引き続き検討する」と伝えたということで、県は引き続き調整を進めることにしています。