東京都 新型コロナ 5人死亡435人感染確認 3日連続前週同曜日↑

東京都内では22日、新たに435人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の火曜日より98人増えました。

前の週の同じ曜日を上回るのは3日連続で、都の担当者は「多人数での会食の事例が散見され、感染の拡大を懸念している。人流の抑制と感染防止対策にご協力いただきたい」と呼びかけています。

東京都は22日は都内で新たに10代から90代の男女、合わせて435人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の火曜日より98人増え、3日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

また、22日までの7日間平均は405.9人で、前の週の108.0%となりました。

7日間平均が前の週を上回るのも3日連続です。

都の担当者は「感染者の中には多人数での会食の事例が散見され、感染の拡大を懸念している」としたうえで、「予断を許さないことに変わりなく、人流の抑制と感染防止対策にご協力いただきたい」と呼びかけています。

21日の435人の年代別は、
▽10歳未満が10人、
▽10代が44人、
▽20代が130人、
▽30代が83人、
▽40代が70人、
▽50代が54人、
▽60代が19人、
▽70代が11人、
▽80代が10人、
▽90代が4人です。

感染経路が分かっている152人の内訳は、▽「家庭内」が70人で最も多く、次いで▽「職場内」が28人、▽「施設内」が15人、▽「会食」が11人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは16万9756人になりました。

また、都が参考として発表した21日の検査件数は9287件で、21日までの3日間の平均は5228.0件でした。

22日時点で入院している人は21日より3人増えて1285人で、「現在確保している病床に占める割合」は23%です。

一方、都の基準で集計した21日時点の重症の患者は22日より2人減って45人で、重症者用の病床の12.1%を使用しています。

また、都は感染が確認された50代の男性1人と80代の男性2人と女性1人、それに90代の女性1人の合わせて5人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は、2203人になりました。

インド型変異ウイルス 23人確認

東京都は22日、都内で新たに23人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の発表としてはこれまでで最も多くなります。

22日の23人の内訳は、
▼20代が5人、
▼70代が4人、
▼10代が4人、
▼40代が3人、
▼30代が3人、
▼80代が2人、
▼50代が1人、
▼10歳未満が1人です。

このうち感染経路が分かっているのは14人で、▼家庭内感染が10人、▼職場内感染が3人、▼会食が1人です。

それ以外の9人は感染経路が分かっていないか、または、調査中だと言うことです。

23人の感染確認は、1日の発表としてはこれまでで最も多くなります。

またこのうち2人については、国の研究所で感染が確認されたということです。

これでこの変異ウイルスの感染が確認された人は都内で合わせて126人になりました。

都の担当者は「陽性者数も増えているが、スクリーニングによる検査件数も増えている。ただ『L452R』は感染力が強いと言われているので今後の動向に注意する必要がある」としています。