米海軍のヘリコプター 壱岐空港に緊急着陸 機体故障で 長崎

22日午前10時前、長崎県壱岐市の壱岐空港にアメリカ海軍のヘリコプターが緊急着陸し、一時、ほかの旅客機などが離着陸できない状態になりましたが、およそ2時間半後に離陸し、けが人などはいませんでした。

長崎県壱岐市の壱岐空港にある県の空港管理事務所によりますと、22日午前9時55分に、アメリカ海軍のヘリコプターから「壱岐空港に緊急着陸したい」という連絡があり、4分後の9時59分に着陸しました。

空港に設置しているNHKのカメラでは、午前10時前に「NAVY」と書かれた灰色のヘリコプターが、滑走路をゆっくりと移動し、その後、エプロンまで移動する様子が確認できました。

壱岐警察署は、一時、警察官20人以上を空港に派遣して対応に当たりました。

警察によりますと、けが人はいないということです。

また県の空港管理事務所には、修理を終えたヘリコプターから「試運転して問題が無ければそのまま離陸する」という連絡があり、ヘリコプターは午後0時29分に壱岐空港を離陸しました。

一方、壱岐市に入っている情報では、このヘリコプターは韓国から長崎県佐世保市に向かっていたところ、機体に故障が発生したということです。

壱岐空港では、一時、ほかの旅客機などが離着陸できない状態になりましたが、民間の旅客機は22日朝のうちに離着陸を終えていたことから、運航スケジュールに影響はなかったということです。

岸防衛相「米側に安全管理に万全期すよう求める」

岸防衛大臣は、閣議のあとの記者会見で「詳細は現在確認中だが、現時点の情報は関係自治体に知らせたところだ。アメリカ軍機の飛行に際しては、安全の確保が大前提との認識のもと引き続きアメリカ側に対して安全管理に万全を期すよう求めていく」と述べました。

官房長官「ヘリは在韓アメリカ軍所属 予防的に着陸」

加藤官房長官は、記者会見で「在日アメリカ軍から防衛省に対して、このヘリコプターは在韓アメリカ軍所属で、予防的に着陸したが、その後、安全が確認できたことから離陸したと説明があった」と述べました。

そのうえで「防衛省から関係自治体に対し速やかに情報提供を行うとともに、アメリカ側に対しては、安全管理の徹底などについての 申し入れを行ったと承知している。今回の着陸による民航機への影響などは生じていないと報告を受けている」と述べました。