京都 北野天満宮で青銅製の金具発見 灯籠の装飾品か

京都市の北野天満宮で太平洋戦争中に供出された青銅製の灯籠の装飾品とみられる金具が見つかり、神社は、当時の境内の様子などを知る貴重な手がかりになるとしています。

京都市上京区の北野天満宮で見つかったのは直径20センチ余りの青銅製の金具6つで、このうち2つには竜の顔がかたどられた部分が残っていました。

ことし4月、神職が神楽殿の離れの掃除をしていたところ、床下から、土に埋まったり、箱に入れられたりした状態で見つかったということです。

大正から昭和初期の神社の様子を撮影した写真で調べたところ、楼門の両脇にあった青銅製の灯籠に取り付けられていた風たくと呼ばれる装飾品と見られています。

この灯籠は、江戸時代後期に奉納されたとされ、太平洋戦争中の金属類回収令で供出されたということです。

このため神社は本殿前にあった灯籠を楼門の両脇に移し、現在に至っているということです。

北野天満宮の権禰宜、東川楠彦さんは「戦時中でも大切な奉納物を守ろうとしたのではないか。当時の境内の様子を知るとともに、それまでの信仰を知る貴重な手がかりになる」と話しています。