東京都 新型コロナ 1人死亡 236人感染確認 2日連続前週上回る

東京都内では21日、新たに236人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の月曜日より27人増えました。
前の週の同じ曜日を上回るのは2日連続で、都の担当者は「増加に転じるかもしれないと思って、警戒しなければならない」と呼びかけています。

東京都は21日、都内で新たに10歳未満から80代と、100歳以上の男女合わせて236人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日より27人増え、2日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。

また、21日までの7日間平均は391.9人で、前の週を上回って103.0%となりました。

7日間平均が前の週を上回るのも2日連続です。

都の担当者は「7日間平均は、まだ横ばいの範囲だが、増加に転じるかもしれないと思って、警戒しなければならない」としたうえで「引き続き、どこで感染してもおかしくない状況に変わりなく、感染防止対策に改めて協力してほしい」と呼びかけています。

21日の236人の年代別は
▽10歳未満が4人
▽10代が18人
▽20代が79人
▽30代が45人
▽40代が46人
▽50代が30人
▽60代が8人
▽70代が3人
▽80代が2人
▽100歳以上が1人です。

感染経路が分かっている87人の内訳は「家庭内」が40人で最も多く、次いで「職場内」が14人、「施設内」が10人、「会食」が6人などとなっています。

これで都内で感染が確認されたのは16万9321人になりました。

また、都が参考として発表した20日の検査件数は1532件で、20日までの3日間の平均は4379.0件でした。

21日時点で入院している人は20日より12人増えて1282人で「現在確保している病床に占める割合」は22.9%です。

一方、都の基準で集計した21日時点の重症の患者は20日より2人増えて47人で、重症者用の病床の12.6%を使用しています。

また、都は、感染が確認された80代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は2198人になりました。

インドで確認「L452R」の変異 7人感染確認

東京都は21日、都内で新たに7人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表し、これでこの変異ウイルスの感染が確認された人は都内で100人を超えました。

7人の内訳は、40代が2人、20代が2人、70代が1人、30代が1人、10代が1人です。

このうち感染経路が分かっているのは4人で全員、家庭内感染でした。

それ以外の3人は感染経路が分かっていないか、または調査中だということです。

これでこの変異ウイルスの感染が確認された人は、都内で100人を超えて、合わせて103人になりました。