緊急事態宣言解除を前に 観光地では期待の声も 岡山 倉敷

緊急事態宣言が20日で解除されるのを前に、岡山県倉敷市の観光地では人出が戻ることへの期待の声が聞かれました。

岡山県倉敷市の美観地区にある大原美術館は緊急事態宣言中、閉館していましたが、感染状況が落ち着いてきたとして、一つの展示室に30人以上が入らないようにするなど密を避ける対策を取ったうえで、先週から午前中に限定して再開しています。

再開から初めての日曜日となった20日、訪れた人たちが静かな館内で絵画や彫刻などの作品を楽しんでいました。

岡山市から訪れた20代の男性は「来館者どうしの距離も取られていて安心しました。宣言が解除されても自分ができる対策を続けていきたいです」と話していました。

大原美術館の柳沢秀行学芸統括は「閉館中は作品を見てもらえず心苦しかったです。宣言が解除されたら多くの人に訪れてもらいたいです」と話していました。
新型コロナウイルスの影響で美観地区を訪れる観光客は減少しているということで、土産物店を営む70代の女性は「今までの美観地区とは違い、さみしいです。宣言の解除であすからは人出が増えるのではないかと期待しています」と話していました。