7都道府県 21日「まん延防止等重点措置」に移行へ 飲食店では

東京都など7都道府県では緊急事態宣言が解除され、21日から「まん延防止等重点措置」に移行します。
重点措置の対象地域の飲食店では、客の数などを制限したうえで酒の提供が認められ、居酒屋などでは準備が進められています。

東京 渋谷の居酒屋では

このうち、東京 渋谷でたこ焼きなどを提供している居酒屋では、酒類の提供の再開に合わせ、生ビールのたるを新たに入荷したり、酒の在庫を確認したりするなど準備を進めていました。

ただ、酒類の提供は午後7時までとされているほか、東京都では利用客は1グループ2人まで、滞在時間は90分までと独自の制限が設けられています。

このため店では、4人掛けのテーブルを2人掛けに変えたり、120分のコースメニューを90分に変更したうえで、検索サイトに反映させたりして対応していました。
居酒屋「くれおーる」の大野克司営業統括部長は「お酒が出ないことを知り、入店を避ける客も大勢いたのでほっとしているが、提供時間の短縮など経営的は厳しい条件が続く。遅くの時間まで酒を出していた元の営業スタイルに早く戻したい」と話していました。

神戸の飲食店も酒類提供に向け準備

神戸市の飲食店では平日は午後7時まで可能になる酒類の提供に向けて準備が行われました。

20日で緊急事態宣言が解除される兵庫県では、21日から神戸市など15の市と町を対象にまん延防止等重点措置に移行し、飲食店は感染防止の徹底を要件に平日は午後7時まで酒類の提供が可能になります。

これを受けて神戸市三宮のイタリアンレストランでは、21日以降に提供するワインとビールの納品やメニューの書き換えなどの準備が行われていました。

このレストランでは緊急事態宣言中、ディナーの営業を取りやめ、売り上げは4分の1ほどに落ち込んでいるということです。

21日からは手や指の消毒を徹底し、アクリル板で飛まつの拡散を防止するなど十分な対策をしてディナーでも営業を再開します。
オーナーの西尾基樹さんは「アルコールの提供時間が限られているので、売り上げへの期待はあまりできません。しかし、いつまでもディナーを再開しないのはお客様に申し訳ないので再開しようと思いました。感染防止の対策をしっかりしながら、食事とワインを楽しんでもらいたいです」と話していました。