ウガンダ選手団 合宿先の大阪 泉佐野に到着 ホテル待機を要請

東京オリンピックの事前合宿のため19日夜、来日したアフリカ・ウガンダの選手団が20日朝、合宿先の大阪・泉佐野市に到着しました。
成田空港での新型コロナウイルス検査で、1人の陽性が確認されて入国できなかったことを受け、泉佐野市は陰性が確認されたほかの選手たちにも当面、練習を控え、ホテルで待機するよう要請しました。

1人が新型コロナ感染確認で入国認められず

20日9時半ごろ、宿泊先の泉佐野市のホテルに到着したのは、東京オリンピックでボクシングなどの競技に出場するウガンダの選手やコーチなど合わせて8人です。

ウガンダの選手団は20日夜、9人で来日しましたが、成田空港での検査で新型コロナウイルスの感染が確認された1人の入国が認められませんでした。
この1人を除き、検査で陰性だった8人は20日午前1時ごろに空港を出発し、感染対策のため貸し切りバスで8時間余りかけて泉佐野市に到着しました。

選手たちは長旅で疲れた表情がみえましたが、国旗を手に持ってバスを降り、集まった市の職員の拍手に笑顔で手を振っていました。

選手たちは、毎日PCR検査を受け、外部と接触しないよう感染対策を徹底しながら7月19日まで市内の施設などで練習する予定ですが、泉佐野市は1人が入国できなかったことを受けて、ほかの選手たちにも当面、練習を控えホテルで待機するよう要請しました。

泉佐野市 千代松市長「当面 練習を控えてほしい」

20日、合宿先の泉佐野市に到着したアフリカ・ウガンダの8人の選手団は「泉佐野市で事前合宿ができることを大変うれしく思っています。オリンピックでメダルを勝ち取れるよう頑張ります」と市を通じてコメントしました。

また、受け入れ側の泉佐野市の千代松大耕市長は「選手団から1人の陽性者が出て残念に思います。残りの8人については念のため、当面、練習を控えていただき、感染対策を徹底したうえで無事、大会に送り出せるように、ホストタウンの役割を果たしたい」とコメントしています。