職域接種あすから本格化 民間企業で準備大詰め迎える

21日から新型コロナウイルスのワクチンの職域接種が本格的に始まるのを前に、民間企業の間では運営の流れを確認するなど、準備が大詰めを迎えています。

このうち、家電量販店大手の「ビックカメラ」は、21日からグループ企業を含めた従業員とその家族など、およそ1万7000人を対象にワクチンを接種する計画です。

20日は会場となる東京 豊島区の研修施設で、対応にあたる従業員らがリハーサルを行いました。
実施にあたっては、他の人との接触を避けるために、1階から3階までのフロアを活用する予定で、従業員らは受け付けから接種したあとの待機場所まで安全に誘導する方法を念入りに確認していました。

会社は店舗の営業を続けながら接種を進めるため、業務に支障が出ないよう接種する人数や日時を店舗ごとに調整し、2週間程度かけて、1日当たり1200人に接種を行います。

岩見信一郎人事部長は「外部の医療機関に協力いただき、限られた時間の中でも準備を進めることができた。接客する従業員の安全を守ることで、客も安心して買い物ができる対応につなげたい」と話していました。