クルーズ船の運航 7月以降再開へ 事業者団体が対応策まとめる

クルーズ船を運航する事業者で作る団体は、新型コロナウイルスを船内に持ち込まない対策として、事前のPCR検査に加え、乗船当日の検査で陰性を確認するなど新たな対応策をまとめ、近くクルーズ船の運航が再開されることになりました。

クルーズ船の運航をめぐっては、ことし4月、東北の沖合を航行していたクルーズ船「飛鳥2」で、乗船の10日前のPCR検査で陰性を確認した乗客の1人が乗船当日に検査を受け、出発後に陽性と判明し、運航が中止となりました。

これを受けて、クルーズ船を運航する事業者などで作る団体、日本外航客船協会は、再開に向けた対応を検討し、ことし9月までの当面の新たな対応策をまとめ19日に公表しました。

それによりますと、乗船の10日前に行っている事前のPCR検査に加え、乗船当日にもPCR検査か抗原検査を行い、陰性であることを確認してから出発するとしています。

また陰性を確認しても、後日陽性になることがあることを想定し、クルーズの期間の上限を3泊4日とするということです。

各社では、7月以降の運航の再開を予定していて、団体では「多くのお客様に安心して楽しんでいただきたい」とコメントしています。