東京都 新型コロナ 4人死亡 新たに388人感染確認

東京都内では、19日、新たに388人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、前の週の同じ曜日より79人減りました。

都の担当者は「現状として感染者数は下げ止まっている状態で、緊急事態宣言は解除されるが、気を緩めずに引き続き人との接触を避ける行動をとってほしい」と呼びかけています。

東京都は、19日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて388人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

18日までは3日連続で前の週の同じ曜日を上回っていましたが、きょうは1週間前の土曜日より79人減りました。

また、19日までの7日間平均は377.7人で、前の週の96.6%となりました。

都の担当者は「きょう1日の数字だけで、今後、感染者の数が減っていくかは分からない」とした上で、「感染者数の現状は下げ止まっている状態の中、繁華街などで人出が増えている。緊急事態宣言は解除されるが気を緩めずに引き続き人との接触を避ける行動をとってほしい」と呼びかけています。

19日の388人の年代別は、▽10歳未満が18人、▽10代が27人、▽20代が126人、▽30代が68人、▽40代が56人、▽50代が52人、▽60代が22人、▽70代が8人、▽80代が7人、▽90代が4人です。

388人のうちおよそ63%にあたる245人は、これまでのところ感染経路が分かっていません。

感染経路は家庭内が最多

一方、感染経路が分かっている143人の内訳は、▽「家庭内」が77人で最も多く、次いで▽「職場内」が21人、▽「会食」が15人、▽「施設内」が13人などとなっています。

海外渡航歴のある人はいませんでした。

これで都内で感染が確認されたのは16万8709人になりました。

また、都が参考として発表した18日の検査件数は4165件で、18日までの3日間の平均は6400.3件でした。

19日時点で入院している人は18日より17人減って1286人で、「現在確保している病床に占める割合」は22.9%です。

一方、都の基準で集計した19日時点の重症の患者は、18日より1人増えて43人で、重症者用の病床の11.5%を使用しています。

また、都は、感染が確認された70代から100歳代の男女、合わせて4人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で感染して死亡した人は2196人になりました。