富山の集団食中毒 牛乳が原因と断定 製造業者を営業禁止に

富山市内の学校や保育所で、子どもや教職員が下痢や腹痛などの症状を相次いで訴えた問題で、保健所は、給食で出された牛乳が原因の集団食中毒と断定し、牛乳の製造業者に営業禁止の処分を出しました。

富山市内にある学校と保育所では、17日からきのう18日にかけて、1000人以上の子どもや教職員が下痢や腹痛などの症状を訴え、欠席や早退する子どもが相次ぎました。

富山市保健所は、19日、会見を開き、体調不良を訴えた人たちが共通して口にしていたのは、今月16日に、給食とおやつに出された牛乳以外ないことから、富山市四方の「内田乳業」が製造した牛乳が集団食中毒につながったと断定し、19日付けで営業禁止の処分を出したことを明らかにしました。

保健所によりますと、18日午後5時時点で、0歳から50代の1212人に食中毒の症状が確認されていて、保健所が原因になった細菌の特定を進めているということです。

富山市保健所の鈴木富勝生活衛生課長は「定期的に立ち入り検査をしていたが、食中毒の被害が出てしまい残念だ」と話しています。

営業禁止処分を受けた「内田乳業」の内田喜夫社長は、NHKの取材に対して「思い当たる原因はないが、本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいで心からおわびしたい」と話しています。