千葉県 重点措置11市に見直し 条件付きで飲食店の酒類提供も

千葉県はまん延防止等重点措置の来月11日までの延長が決まったことを受けて措置の対象地域を合わせて11の市に見直すとともに、これらの地域の飲食店での酒類の提供を一定の感染防止策をとることを条件に認めることを決めました。

これは18日千葉県が午後5時半から開いた対策本部会議で正式に決定しました。

「重点措置」適用の対象となる地域についてはこれまで対象だった12の市から県北西部の6つの市を外したうえで千葉、浦安、市川、松戸、船橋、習志野の6つの市では継続し、新たに感染者が急増している県中部の市原、袖ケ浦、木更津、君津、富津の5つの市を追加して合わせて11の市とすることを決めました。

この地域内での飲食店などについては引き続き営業時間を午後8時までとするよう要請する一方で、酒類の提供については1グループ2人を上限とし、店に滞在できる時間を90分以内に制限するなどの感染防止策をとることを条件に午後7時まで認めることになりました。

また、これ以外の地域の飲食店などに対しては営業時間を午後9時まで、また酒類の提供は午後8時までとするよう引き続き要請します。

一方、県内全域で大規模なスポーツイベントなどの開催は、参加者の上限を5000人などとする制限を維持したうえで措置の解除が見込まれる来月12日以降については上限を1万人に引き上げるということです。

熊谷知事は対策本部会議後に行った記者会見で「酒類の提供は感染のリバウンドが起きないよう段階的に認めていくことが必要で、今回の変更は宴会の解禁ではない。多人数で長時間の飲食は厳に控えてほしい」と述べました。