東芝 株主総会めぐり“守秘義務違反ではない”梶山経済産業相

東芝の去年の株主総会をめぐる報告書で、経済産業省の課長が、いわゆる“モノ言う株主”側の情報を東芝にもらしていたとして、国家公務員法の守秘義務に抵触しうると指摘されていることについて、梶山経済産業大臣は情報に秘匿性はなく守秘義務違反にはあたらないという考えを示しました。

東芝の株主に選任された外部の弁護士による報告書では、いわゆる“モノ言う株主”の投資ファンドがほかの株主に宛てた文書などを、経済産業省の課長が東芝にもらしていたとして、国家公務員法の守秘義務に抵触しうるなどと指摘しています。

これについて梶山経済産業大臣は18日の閣議のあとの会見で、文書は多くの株主や投資家に対し広く配布しているとして、投資ファンド側から提供されたもので、東芝に対しても内容を伝えていると聞かされていたことを明らかにしたうえで「文書に秘匿性はなく、国家公務員法の守秘義務違反や情報漏えいにはあたらない」と述べました。

また、報告書で経済産業省側が海外投資家の議決権行使に不当な影響を与えるよう、当時の参与に事実上依頼したと指摘されていることに対しては「交渉を依頼した事実はない。当時の参与も、海外投資家から助言を求められたため対応したと発信している」と述べ、否定しました。