「隅田川花火大会」2年連続の中止 コロナ収束見通せず 東京

東京の夏の風物詩として知られる「隅田川花火大会」は、新型コロナウイルスの感染の収束が見通せないなどとして、2年連続で中止することになりました。

「隅田川花火大会」は大勢の人が訪れる東京の夏の風物詩ですが、去年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、現在の形で開催が始まった昭和53年以来、初めての中止となりました。

ことしは東京オリンピックの開催などのため、例年より3か月ほど遅い10月23日の実施に向けて準備が進められてきましたが、隅田川花火大会実行委員会は18日、2年連続で大会を中止にすることを決めました。

実行委員会は理由について、来月には実施に向けた具体的な手続きや契約を始める必要があるものの、現在も新型コロナの感染収束の見通しが立っていないことなどをあげています。

そのうえで「地元の方や、来場される方の健康と安全確保を第一に考え、中止を決定しました。2年連続の中止で楽しみにしていた方にはご迷惑をおかけするが理解してほしい」とコメントしています。