千葉県 “まん延防止”延長 対象地域見直し 6市外し5市追加

千葉県への「まん延防止等重点措置」の適用が、来月11日まで延長される見通しとなる中、熊谷知事は対象の地域から県北西部の一部を外す一方、感染者が急増している市原市などの5つの市を追加して、合わせて11の市に見直す方針を示しました。

千葉県への「まん延防止等重点措置」の適用は、4月28日からはそれまで対象だった県北西部の5つの市に、新たに千葉市を含む7つの市を加え、合わせて12の市が対象地域となっていました。

政府が、千葉県に対する措置を来月11日まで延長する見通しとなる中、17日、熊谷知事は記者団に対して、この対象地域を見直す方針を示しました。

具体的には、現在の12市から、県北西部の野田・流山・我孫子・鎌ケ谷・八千代・柏の6つの市を外す一方で、県中部の市原・袖ケ浦・木更津・君津・富津の5つの市を追加し、合わせて11市とする方針です。

これらの地域は、この10日ほどの間で、新規感染者の数が急増しています。

熊谷知事は、県内での感染者数の下げ止まりなどを理由に措置の継続はやむをえないとしたうえで「市原市などは地元から適用を求める意見があり、医療提供体制も踏まえ追加する方針だ」と述べました。

また酒類の提供については、措置の対象地域では一定の感染防止策を取ることを条件に午後7時まで認める方針を明らかにし「長い飲酒はリスクが高まるので、時間や人数の段階的な緩和が必要だ。飲食店の理解を得ながら要請したい」と述べました。