接種券求め人が詰めかける 大規模接種センター18~64歳開始で

政府が設置した新型コロナワクチンの大規模接種センターでは、17日から18歳から64歳の人を対象に加えて接種が始まりましたが、接種券を発送していない都内の自治体には、接種券を求める人が詰めかけ、職員が対応に追われました。

このうち東京 新宿区では、16日から大規模接種センターでの予約に必要な接種券の番号を個別に伝える対応を取っていて、区役所には午後3時の時点で500人以上が訪れたということです。

訪れた人は整理券を受け取ると建物の中や外で待機し、順番が来ると4か所設けられたブースに案内され、担当者から接種券の番号を聞いていました。

訪れた50代の女性は「介護の仕事をしているので早く接種したくて来ました」と話していました。

また、イギリス国籍の30代の男性は「番号を聞くまでに1時間くらい待ちましたが、こうした対応はありがたい。早く接種を受けたいです」と話していました。

ただ、政府の大規模接種センターの東京会場での接種は、今月21日から27日までの1週間については、17日午後2時までに予約は埋まり、今月28日以降も2回目の接種を受ける人で予約枠はほぼ埋まっているということです。

新宿区役所を訪れた50代の男性は「接種券の番号を聞き終えてすぐに予約しようとしましたが、すでに埋まっていました。また時間を見つけて予約したいと思います」と話していました。

このほか都内では17日、府中市で午後4時までにおよそ1800人分の接種券を発行する対応を取ったほか、品川区でも午後3時半までにおよそ600人分を発行したということです。