東京五輪 テニス シングルスは大坂 錦織 西岡の3人が代表内定

テニスの東京オリンピック代表に女子シングルスは大坂なおみ選手、男子シングルスは錦織圭選手と西岡良仁選手の3人が内定しました。

日本テニス協会によりますと、東京オリンピックの出場権について、16日付けで国際テニス連盟から通知を受けたということです。

それによりますと、シングルスは女子が大坂選手、男子は錦織選手と西岡選手の3人が出場権を獲得し東京オリンピックの代表に内定しました。

大坂選手と西岡選手は初出場、錦織選手は4大会連続のオリンピック出場となります。

シングルスの出場権は、1つの国と地域に対して最大で男女4枠ずつ割り当てられていて、今後、世界ランキング上位の選手に辞退者などが出た場合は、出場権を獲得する日本選手が増える可能性があります。

またダブルスについては、開催国枠で男女1組ずつが出場できるため、ツアーの成績などを踏まえて日本テニス協会が国際テニス連盟に推薦を行い、これが認められれば、オリンピック代表に内定します。

大坂なおみ選手

大坂なおみ選手は大阪市生まれの23歳。

ハイチ出身の父と日本人の母を持ち、3歳からアメリカに移り住みました。

1メートル80センチの長身を生かした時速200キロ近いサーブや、力強いストロークなど、パワーあふれるテニスが持ち味です。

2013年にプロに転向したあと、ツアーに本格的に参戦した2016年に東京で行われたツアー大会で準優勝、その年に、女子ツアーで最優秀新人賞に当たる賞に日本の女子選手として初めて選ばれました。

そして2018年、全米オープンで、四大大会のシングルスで日本選手初の優勝を果たしました。

その後、2019年の全豪オープン、去年の全米オープン、さらにことしの全豪オープンも優勝し、これまでに四大大会を4回制覇しています。

オリンピックでの金メダルを獲得を自身の夢の1つに掲げていて、子どもの頃からの憧れの選手として、オリンピックの陸上男子100メートルなどで3大会連続で金メダルを獲得したジャマイカのウサイン・ボルトさんをあげています。

錦織圭選手

錦織圭選手は島根県出身の31歳。

小学生の頃に才能を見いだされ、12歳でアメリカのテニスアカデミーに留学しました。

2007年秋に17歳でプロに転向し、18歳で迎えた2008年2月にはツアー初優勝を果たしました。

2014年のシーズンから、元世界ランキング2位のマイケル・チャンコーチの指導を受け、徹底した反復練習によってサーブやストロークの精度を高めるとともに、持ち味のフットワークを生かした攻撃的なテニスを身につけました。

2014年5月、世界10位と日本男子で初めてトップ10入りを果たし、9月には全米オープンで準優勝、日本男子で初めて四大大会の決勝に進む快挙を達成しました。

その後も世界ランキングで最高4位をマークするなど、トッププレーヤーとして活躍し、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは銅メダルを獲得して、日本に96年ぶりのメダルをもたらしました。

しかしその後はけがに悩まされ、2017年8月、練習中に右手首をけがして、5か月にわたり大会を欠場し、世界ランキングも20位台まで下がりました。

翌年、ツアーに復帰し、ウィンブルドン選手権で自身初のベスト8入りを果たすなど、再びトップ10に返り咲きましたが、2019年10月には痛めていた右ひじの手術を受けてツアーを離脱しました。

さらにおよそ10か月ぶりに復帰を予定していた去年8月のツアー大会は、新型コロナウイルスの検査で陽性となり、復帰が9月にずれ込みました。

復帰当初は試合勘が戻りきらず、思うような結果を残せませんでしたが、ことしの全仏オープンでは、1回戦と2回戦で合わせて8時間以上行われた試合を制するなど、2年ぶりの4回戦進出を果たし、復調の兆しを見せています。

最終第5セットまでもつれた試合の勝率は、全仏オープンを終えた時点で現役選手最高の78.8%をマークし、テニス界では「ファイブセットキング」とも呼ばれています。

西岡良仁選手

西岡良仁選手は三重県出身の25歳。

身長は1メートル70センチと小柄ながら、フットワークのよさを生かした粘り強いプレーが持ち味の左利きの選手です。

中学3年生の時から錦織圭選手と同じアメリカのテニスアカデミーへ留学し、7年前、18歳でプロに転向しました。

7年前の仁川アジア大会では、男子シングルスで日本選手として40年ぶりとなる金メダルを獲得しました。

2017年3月には、四大大会に次ぐ格付けのツアー大会でベスト16に進出し、更なる飛躍が期待されましたが、直後の大会で左ひざの前十字じん帯を断裂する大けがを負いました。

翌年、2018年1月におよそ10か月ぶりに実戦に復帰すると、10月には世界171位で臨んだ中国でのツアー大会で、男子シングルスの日本選手として5人目となるツアー優勝を果たしました。

四大大会では去年の全豪オープンで3回戦まで進んだのが最高です。