トルコとアゼルバイジャンが同盟を宣言 ロシアなど警戒感も

トルコのエルドアン大統領とアゼルバイジャンのアリエフ大統領は、両国が相互に防衛を行うとした同盟関係に関する共同宣言を発表し、去年、係争地を巡ってアゼルバイジャンと軍事衝突したアルメニアや、その同盟国のロシアでは警戒感が強まりそうです。

旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアは去年、係争地のナゴルノカラバフを巡って激しい戦闘となり、多くの犠牲者を出した末、アルメニアが事実上、敗れました。

この際、アゼルバイジャンを支援したトルコのエルドアン大統領は15日、ナゴルノカラバフの都市シュシャを訪問し、アリエフ大統領とともに両国の同盟関係に関する共同宣言を発表しました。

その中には、両国のいずれかが第3国からの脅威や攻撃に直面した場合、両国が軍事面で協力して対応するという、相互防衛の文言が盛り込まれています。
会見したエルドアン大統領はさらに、トルコで開発された軍事用ドローンをアゼルバイジャンでも生産できるよう協力する考えを示したうえで「係争地が占領される悲劇が二度と起きないようにする」と述べ、アルメニアをけん制しました。

これに対し、アルメニア外務省は声明を出し「挑発行為であり、容認できない」と反発しています。

また、アルメニアと軍事同盟を結んでいるロシアでもトルコとアゼルバイジャンの新たな動きに対して警戒感が強まりそうです。