「ランサムウエア」 ハッカー集団を摘発 ウクライナ警察

ウクライナ警察はアメリカや韓国で身代金要求型のウイルスを使ったサイバー攻撃を行ったとして、ハッカー集団を摘発したと発表しました。このグループは日本の医療機器メーカーの海外の子会社も攻撃していて全容解明が待たれます。

ウクライナ警察が摘発したのは「クロップ」と呼ばれるハッカー集団で、ランサムウエアと呼ばれる身代金要求型のウイルスを使ったサイバー攻撃を韓国の複数の企業やアメリカの大学などに行った疑いが持たれています。

ウクライナ警察が16日に公開した動画には、武装した警察官が首都キエフの住宅に突入し、中にあった大量の札束やスマートフォン、それに高級車を押収する様子が映っています。
摘発されたハッカー集団「クロップ」はランサムウエアを使って企業のデータを暗号化するのに加えて、あらかじめ盗んだデータをネット上の闇サイトに公開して企業を脅迫する手口を使っていて、日本の医療機器メーカー「ニプロ」もアメリカの子会社が攻撃されことし4月、医療機器の設計図面などが公開される被害に遭っています。

ランサムウエアを使ったサイバー攻撃をめぐっては日本を含む世界各国で被害が拡大していて先月、アメリカ最大級の石油パイプラインが別のハッカー集団に攻撃を受けた事件では、FBI=連邦捜査局が身代金の一部を奪還するなど犯人と捜査機関の攻防が激化しています。