スポーツ

通気性を高めながら飛まつを抑制 新マスクの性能実験 川崎市

スポーツ観戦などの際に、息苦しさからマスクを外してしまうことを避けるため、通気性を高めながら飛まつを抑制できる、新しいマスクの性能を調べる実験が川崎市で行われました。
ことし4月に、サッカーJリーグの試合で行われた調査では、観客のマスク着用率は94%でしたが、今後、暑さが本格化すれば、息苦しさから鼻を出したり、マスクを外したりする人がいるのではないかと懸念されています。

こうした中、大手日用品メーカーや慶応大学の奥田知明教授などは、飛まつを抑制したうえで通気性の高さも確保できるマスクの開発を進めていて、17日は試作品を使って性能を調べる実験が川崎市で行われました。
Jリーグでは現在、声を出して応援することは禁止されていますが、ゴールシーンなどで思わず声が出てしまうケースを想定し「シュート!やったー!ニッポン!」と叫んだときに、飛まつの飛び具合を映像で比較しました。
その結果、ウレタン製のマスクでは、わずかに漏れてしまう小さな粒子も抑制されていることがわかったということです。
さらに開発中のマスクは、通常のものより口の前に空間を作り、フィルター部分に工夫を施すことで、不織布のものより通気性を高めて呼吸しやすくしているということです。

実験に参加してマスクを着用した学生は「素材が柔らかくて肌に張り付かないし、空気が通る感じがした。これからの季節にいいと思った」と話していました。
奥田教授は「これまで呼吸のしやすさと飛まつの抑制を両立することが、なかなかできなかったが、今回のマスクは、この2つを高いレベルで実現できるのではないか」と話していました。

6月20日には、開発に協力しているJ1 鹿島アントラーズのホームゲームで、運営スタッフにマスクを着用してもらい、その感想なども踏まえ、実用化を目指すということです。

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