巨大サメ「メガマウス」か 港の岸壁で目撃相次ぐ 千葉 館山

千葉県館山市の港の岸壁で、巨大なサメ「メガマウス」と見られる目撃情報が相次ぎ、専門家は「傷ついて弱ったために岸に近づいてきたのかもしれない」と話しています。

メガマウスは、太平洋やインド洋などの深海に生息する大きな口が特徴の巨大なサメで、詳しい生態は分かっておらず「幻のサメ」とも呼ばれています。

15日昼ごろ、館山港の近くに住む松木敍司さん(64)が、大きさおよそ4メートルほどのメガマウスと見られるサメが、岸壁に沿うように大きな体をゆっくり揺らしながら泳いでいる様子を撮影しました。

周辺では、16日の午前中にかけても同じような目撃が相次いでいて、撮影した松木さんは「黒い影が見えたので、最初、何かなと思ってのぞいていたら、急に浮かび上がってきたので慌ててカメラを回しました。ジンベエザメかなと思ったのですが、斑点が見えなかったのでいったいなんだろうなと思いました。周りにいた人もびっくりしていました」と話していました。

また、映像を見たサメの生態に詳しい千葉県立中央博物館の宮正樹主任上席研究員は、幅広い頭部の形などの特徴から、メガマウスとみて間違いないとしています。

宮主任上席研究員は「メガマウスは、大きな口でプランクトンを食べるおとなしい性質で、最近は目撃情報が増えつつあるが、詳しい生態はわかっていない。水深300メートルほどの深海と表層を行き来するため時折、定置網などにかかることもあるが、通常これほど岸の近くに来ることはなく、体のあちこちが白くなっているので、傷ついて弱っている状態かもしれない」と話しています。