台湾防空識別圏に中国軍機 G7の台湾海峡言及に反発示すねらい

台湾が設定する防空識別圏に15日、延べ28機の中国軍の戦闘機などが進入したことについて、中国政府は「台湾独立と外部の勢力が結託することに、強い反応を示す必要がある」と強調し、G7サミット=主要7か国首脳会議で、台湾海峡に言及したことへの反発を示すねらいがあったことを示唆しました。

台湾の国防部は15日、台湾が設定する防空識別圏に、1日の数としては最も多い、延べ28機の中国軍の戦闘機などが進入したと発表しました。

中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は、16日の記者会見で、G7サミットの首脳宣言で、台湾海峡について言及されたことと関連があるかという質問に対し「われわれは、台湾独立をはかろうとする行為や外部勢力が、台湾問題に介入することを決して容認しない。これらが結託することに強い反応を示す必要がある」と述べ、首脳宣言への反発を示すねらいがあったことを示唆しました。

中国政府は15日も、外務省の報道官が首脳宣言について「強烈な不満と断固たる反対を表明する」と反発していて、アメリカなどが台湾への関与を深めていることに、いらだちを強めています。