豪雨で被災した神社の御神刀 輝き取り戻し再び奉納 熊本 人吉

去年7月の豪雨で、水につかってさびていた熊本県人吉市の青井阿蘇神社の御神刀が、研ぎ直しの作業を経て、16日、神社に戻されました。

国宝に指定されている青井阿蘇神社は、去年の豪雨で境内が浸水し、江戸時代に奉納された御神刀「高井越前守源信吉」も、水につかってさびてしまいました。

このため、去年10月から熊本県八代市の研ぎ師、木村匠多さんが、刀の研ぎ直しを行っていました。

作業は今月13日に完了し、16日は、国宝に指定されている弊殿で輝きを取り戻した御神刀を、再び奉納する神事が行われました。

研ぎ師の木村さんから、御神刀が福川義文宮司に手渡されると、福川宮司は祭壇に供えて祝詞をあげました。

木村さんによると、御神刀は、刀の魅力の1つである表面の模様「刃文」が、まっすぐで、光をよく反射する名刀だということです。

御神刀は、来年6月ごろ境内に建設予定の宝物殿で展示が計画されています。

福川宮司は「御神刀が輝きを取り戻したことで、復興の先駆けになればと思います。大災害からよみがえった姿を見て、何かを感じてほしいです」と話していました。