通常国会 150日間の会期を終え きょう閉会へ

通常国会は16日、会期末を迎えました。安全保障上、重要な施設周辺などの土地利用を規制する法律は、与野党の攻防の末、16日未明に成立し、衆参両院では閉会に向けた手続きが行われています。

ことし1月に召集された第204通常国会は、16日、会期末を迎えました。

国会では15日、衆議院本会議で、立憲民主党など野党4党が提出した菅内閣に対する不信任決議案が、与党などの反対多数で否決されました。

一方、参議院で審議が行われていた、自衛隊の基地や原子力発電所といった、安全保障上、重要な施設周辺などの土地利用を規制する法律は、与野党の攻防の末、16日午前2時半ごろ、参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決・成立しました。

これにより政府が提出した法案は、おおむね成立したことになり、午前中には参議院本会議で、閉会に向けた手続きが行われたほか、午後には衆議院本会議でも手続きがとられる予定で、通常国会は150日間の会期を終えて閉会します。

自民 森山国対委員長「一定の役割が果たせた」

自民党の森山国会対策委員長は記者団に対し「思い出したくないこともたくさんあるが、野党の理解も得ながら、政府が提出した法案の成立率は過去5年間の中でいちばん高く、一定の役割が果たせた」と述べました。

また、憲法改正の手続きを定めた改正国民投票法の成立については「長い間、結論を出していなかったが、強行に採決することなく結論を出せたことは何よりだった。憲法問題は極めて大事な課題で、多くの国民の理解をいただくためにも国会審議は慎重にあるべきだ」と述べました。

立民 枝野代表「国会閉じても新型コロナ対応は全力を」

立憲民主党の枝野代表は会派の参議院議員総会であいさつし、「残念ながら会期は延長されなかったが、国会が閉じても新型コロナ対応は全力を挙げてやっていかなければいけない。次の臨時国会は、おそらく『冒頭解散』となるだろうが、その次に迎える国会の本会議の壇上で演説をさせていただくのは私のつもりだ。そうした状況を皆さんとともに作らせていただきたい」と述べました。

共産 志位委員長「閉会は政治の責任放棄」

共産党の志位委員長は、党の議員団総会で「新型コロナウイルスや東京オリンピック・パラリンピックへの対応を考えても、ここで国会が夏休みに入ることは決して許されず、政治の責任放棄と言うほかない。閉会中審査などで、国会の行政監視機能を果たすためにあらゆる努力をしていきたい」と述べました。

また「今国会を通じて、市民と野党の共闘は、着実な『一歩前進』を勝ち取った。この流れを加速させて衆議院選挙で政権交代し、『野党連合政権』を実現させる」と述べました。