【詳報】東京オリンピック 野球日本代表 内定24選手

東京オリンピックの野球日本代表に内定した24人の選手です。

【ピッチャー11人】

楽天 田中将大

楽天の田中将大投手は兵庫県出身の32歳。

北海道の駒大苫小牧高校では甲子園で活躍し、2007年に高校生ドラフト1巡目で楽天に入団しました。

1年目に11勝をあげて、新人王に輝き、東日本大震災が起きたプロ5年目の2011年には、19勝5敗の成績で、最多勝や最優秀防御率などのタイトルを獲得し、沢村賞にも選ばれました。

そして2013年には24勝0敗、防御率1.27と圧倒的な成績を残して、楽天を初のリーグ優勝と日本一に導きました。

その年のオフにポスティングシステムを利用して大リーグ・ヤンキースに移籍し、1年目から13勝をあげるなど入団から6年連続でふた桁勝利をあげました。

昨シーズン終了後に自身初めてのFA=フリーエージェントとなり、今シーズン、8年ぶりに古巣・楽天に復帰しました。

日本代表では2008年の北京オリンピックをはじめ、2009年の第2回と2013年の第3回のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックに出場していて、代表に招集されるのも8年ぶりとなります。
田中投手は、代表に内定したことについて「日本球界に復帰したとき、オリンピックに出られる可能性もあると思っていたので選ばれてうれしい。北京オリンピックやワールド・ベースボール・クラシックでもプレーさせてもらったが、今回はまた違った立場になると思う。経験を伝えるだけでなく、限られたメンバーの中で、自分が中心戦力になってやらなければいけない」と意気込みを話しました。

また稲葉監督については、「これまで一緒にプレーする機会はあったが、監督と選手というのは初めてなので楽しみだ」と話していました。

オリックス 山本由伸

オリックスの山本由伸投手は岡山県出身の22歳。

宮崎の都城高校から2017年にドラフト4位で入団しました。

プロ2年目には中継ぎでリーグ2位の32ホールドを挙げ、先発に転向したプロ3年目のおととしは防御率1.95で最優秀防御率のタイトルを獲得。

去年は149個の三振を奪って最多奪三振のタイトルに輝きました。

今シーズンは自身初の開幕投手を務めたほか、ここまで6勝を挙げ、防御率はリーグトップの2.08と安定したピッチングを見せています。

日本代表ではおととしのプレミア12に出場し、リリーフで5試合に登板して1失点の成績で日本の優勝に貢献しました。
山本投手は「『よっしゃ、やるぞ』とうれしさとともに気合いが入りました。どこで投げるか分からないが、しっかり準備をして、どの役割でもいいパフォーマンスをし、とにかく全力のピッチングをしたい」と話しました。

西武 平良海馬

西武の平良海馬投手は沖縄県出身の21歳。

八重山商工高校から2018年にドラフト4位で入団しました。

クイックモーションから投げ込む最速160キロのストレートとキレのある変化球が持ち味でプロ3年目の昨シーズンはリーグトップの54試合に登板して防御率1.87、リーグ2位の33ホールドあげて新人王に輝きました。

今シーズンはオフから磨いてきた変化球が効果的で開幕から33試合無失点を続け、プロ野球記録を更新しています。

日本代表に招集されるのは初めてです。
平良投手は、代表に内定したことについて「夢みたいでまだ正直実感はないが、うれしいというのがいちばん。代表らしいピッチングで自分の出る場面が来れば、100%の仕事ができるようにこれから準備したい。金メダル目指して頑張りたい」と意気込みを示しました。

また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で練習ができない子どもたちに向けて「自分が活躍してこういう選手になりたいと思ってくれて野球をする人が増えるようプレーをしたい」と話していました。

阪神 岩崎優

阪神の岩崎優投手は静岡県出身の29歳。

国士舘大から2014年にドラフト6位で入団しました。

ボールの出どころが見にくい独特の投球フォームからキレのあるストレートや変化球を投げ込み、おととしと去年はリリーフで防御率1点台と抜群の安定感でした。

今シーズンは27試合に登板し、1勝3敗、18ホールド、防御率3.09となっています。

岩崎投手が日本代表に選ばれるのは今回が初めてです。
岩崎投手は「たくさんのピッチャーがいる中で選んでもらって光栄だ。なんとかいい結果を出せるようにしていきたい」と話しました。

そして「任されたところでしっかり仕事ができればいいし、自分の持てる力をすべて出したい。チームに貢献して金メダルを取れるように頑張っていきたい」と意気込みを示しました。

阪神 青柳晃洋

阪神の青柳晃洋投手は神奈川県出身の27歳。

帝京大から2016年にドラフト5位で入団しました。

投球フォームは下手気味のサイドスローで、140キロ台の速球やツーシームで打たせて取るピッチングが持ち味です。

おととしは9勝、去年は7勝を挙げ、いずれも防御率3点台をマークしました。

今シーズンはここまで10試合に先発して5勝2敗、防御率2.17の好成績をあげています。

青柳投手が日本代表に選ばれるのは今回が初めてです。
青柳投手は、代表に内定したことについて「本当に驚いている。オリンピックはアスリートのトップが集まる舞台なので、正直『僕でいいのかな』という感じだが、日本を代表して出るので、誇りを持って戦いたい」と話しました。

そのうえで「変則枠じゃないが、目先を変えるという部分で選んでもらったと思っている。僕は知名度がないので少しでも覚えてもらえるように頑張りたい」と意気込んでいました。

巨人 菅野智之

巨人の菅野智之投手は神奈川県出身の31歳。

2013年にドラフト1位で入団しました。

150キロ前後のストレートと多彩な変化球をコントロールよく投げ込む球界を代表するピッチャーで完成度の高いピッチングが光ります。

これまでに3回の最多勝、4回の最優秀防御率をはじめ数々のタイトルを獲得しているほか、「沢村賞」にも2回輝きました。

また昨シーズンは開幕投手から13連勝のプロ野球新記録を達成しました。

今シーズンは開幕直後に足の違和感で一度、離脱したほか、5月の登板後にも右ひじの違和感を訴えて1か月ほどチームを離れたためここまで2勝4敗の成績です。

日本代表では2017年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで好投しましたが、おととしのシーズンは腰痛などの影響で防御率3点台後半と苦しみ、その年に行われたプレミア12のメンバーからは外れていました。
菅野投手は、代表に内定したことについて「本当にうれしい。先発だと思うので、任されたゲームを作って勝つんだという思いで投げていきたい。オリンピックは1つの目標でもあったので、身が引き締まる思いだ」と話していました。

そして、「苦しい思いや大変な思いをされている方がいる中で、元気や勇気を届けられればやる意味があると思う。目指すところは金メダルなので、自分が何ができるかを常に考えながらプレーしていきたい」と意気込みを示しました。

巨人 中川皓太

巨人の中川皓太投手は大阪府出身の27歳。

2016年にドラフト7位で入団しました。

左投げのリリーフで150キロ前後のストレートとキレのあるスライダーが持ち味です。

昨シーズンは終盤に左脇腹を痛めて離脱しましたが、37試合の登板で防御率1.00と安定した成績を残しました。

今シーズンは31試合に登板して2勝2敗で防御率3.64、14ホールドとなっています。

日本代表にはおととしのプレミア12で初めて選ばれて3試合に登板し、いずれも無失点に抑えました。
中川投手は、代表に内定したことについて「まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので選ばれた以上は頑張りたい。少なからず期待されていると思うので、期待に応えたい」と話していました。

そのうえで「対左バッターで投げる場面が多くなると思うのでインコースをどんどん突いて自分らしいピッチングをしていきたい。チームとしては金メダルが目標だと思うので一戦一戦頑張りたい」と意気込みを語りました。

中日 大野雄大

中日の大野雄大投手は京都府出身の32歳。

2011年にドラフト1位で入団しました。

プロ9年目のおととし、ノーヒットノーランを達成して最優秀防御率のタイトルを初めて獲得しました。

昨シーズンは球団新記録となる45イニング連続無失点を記録するなど安定感が光り、2年連続の最優秀防御率と初めてとなる最多奪三振のタイトルを獲得しました。

さらに両リーグトップの6つの完封を含む完投10試合が評価されて初めて沢村賞に輝きました。

日本代表ではおととしのプレミア12に出場し、中継ぎで3試合に登板して5イニングを1失点の成績で日本の優勝に貢献しました。
大野投手は、代表に内定したことについて「東京オリンピックが決まり、野球も復活することになって『選ばれたいな』と1つの目標として、ここ数年プレーしていたのでうれしい。ただ選ばれて終わりではなく、金メダルを獲得して初めて喜べると思う。プレッシャーも相当あると思うが、自分のパフォーマンスが最大限に発揮できる準備をして金メダルを取りたい」と意気込みを述べました。

広島 森下暢仁

広島の森下暢仁投手は大分県出身の23歳。

去年ドラフト1位で入団しました。

150キロを超えるストレートに大きく縦に割れるカーブやチェンジアップを織り交ぜたピッチングでプロ1年目の昨シーズンは10勝をあげ、防御率はリーグ2位の1.91、リーグ3位となる124個の三振を奪い新人王に選ばれました。

今シーズンは3勝と勝ち星は伸びていませんが、防御率は2.35と安定したピッチングを見せています。

森下投手は18歳以下の日本代表や大学日本代表として国際大会に出場した経験がありますが、トップチームのメンバー入りは初めてです。
森下投手は、代表に内定したことについて「本当だったら去年開催されたオリンピックなので、1年延期となってことし、こうして選ばれて本当にうれしい。自分のこれからの野球人生にプラスになることだと思う。日本での開催で、絶対に勝たないといけないという中の大会で本当に重みのある大会だと思う。任されたところで、自分の投球ができるようにしっかりチームの一員として力になりたい」と話していました。

広島 栗林良吏

広島の栗林良吏投手は愛知県出身の24歳。

名城大から社会人野球のトヨタ自動車を経てドラフト1位で入団したルーキーです。

1年目から抑えを任され、最速153キロの速球に加えキレのある変化球を持ち味に、開幕から22試合連続無失点をマークするなど安定したピッチングを見せています。

栗林投手は大学日本代表に選ばれたことはありますが、トップチームのメンバー入りは初めてです。
栗林投手は、代表に内定したことについて「選ばれたうれしさと驚きを力にかえてやっていきたい。社会人では1発勝負で投げてきたので1球の怖さを味わってきた経験をしっかり生かしたい。フォークボールが通用しなかったら選んでもらった意味がない。100%の力を発揮して、金メダルに貢献したい」と話していました。

そのうえで、ただ1人ルーキーで選ばれたことについて「本当は去年開催されるはずのオリンピックが延期され、僕が選んでもらえた。本当に巡り合わせで選んでもらえたので、この1年間に感謝しながらしっかりやっていきたい」と話していました。

DeNA 山崎康晃

DeNAの山崎康晃投手は東京都出身の28歳。

亜細亜大から2015年にドラフト1位で入団しました。

150キロ前後の速球と鋭く落ちるツーシームが持ち味で1年目から抑えを任されて37セーブをあげ、新人王に輝きました。

そして2018年とおととしには最多セーブのタイトルに輝きました。

去年は6セーブにとどまり、防御率も5点台と不調でシーズン途中に抑えを外されましたが、今シーズンは復調し勝ち試合のリリーフとして存在感を見せています。

日本代表では4年前に稲葉篤紀監督が就任して以降、すべての試合に招集されています。

おととしのプレミア12では抑えを務め、登板した5試合すべてで無失点に抑える活躍で、決勝では胴上げ投手となりました。
山崎投手は、代表に内定したことについて「大変光栄だし、なかなかこういう舞台を経験できることはないので、期待に応えられるように準備をしていきたい」と喜びをかみしめました。

そのうえで「選ばれたからには日本のために国の代表としてしっかり腕を振っていきたい。バッター一人一人に対して自分のできることを全うしていきたい」と意気込みを語りました。

【キャッチャー2人】

ソフトバンク 甲斐拓也

ソフトバンクのキャッチャー、甲斐拓也選手は大分県出身の28歳。

2011年に育成ドラフト6位で入団しました。

2013年のオフに支配下登録され、去年まで4年連続日本一のチームの扇の要を強肩と的確なリードで務めています。

2018年には日本シリーズのMVPに輝いたほか、育成出身の選手として初めてベストナインとゴールデン・グラブ賞に選ばれ、昨シーズンも3年ぶりに同時受賞を果たしました。

日本代表では4年前に稲葉篤紀監督が就任して以降、すべての試合に招集されていて、おととしのプレミア12では4試合に出場しました。
甲斐選手は、代表に内定したことについて「1人の野球選手として幸せなことだなと思う。前回の国際大会でも稲葉監督の思いは伝わってきた。監督はずっと『金メダルを取りたい』と言っていたので、僕はそこに向かって力を出すだけだ。最高の形になるように自分の役割を果たしたい」と話しました。

広島 會澤翼

広島のキャッチャー會澤翼選手は茨城県出身の33歳。

2007年に高校生ドラフト3巡目で入団しました。

バッティングはパンチ力と勝負強さが持ち味で経験に裏打ちされたリードにも定評があります。

広島のリーグ3連覇に貢献し、2017年から3年連続でベストナインに選ばれました。

今シーズンはコンディション不良で1軍の出場選手登録を抹消された時期があり、規定打席に到達していませんが、勝負強いバッティングを見せています。

日本代表ではおととしのプレミア12で決勝を含む4試合に先発出場して投手陣をリードしたほかバッティングでも打率3割3分3厘をマークし日本の優勝に貢献しました。
會澤選手は15日夜、マツダスタジアムで行われた西武との試合にキャッチャーで先発出場し、8回の三塁とホームの間での挟殺プレーの際に左足を痛めました。

會澤選手は、その場でうずくまって自分で歩くことができず、背負われてベンチに下がり、そのまま途中で交代しました。

會澤選手は、16日病院で診察を受け、1軍の出場選手登録を抹消されました。

【内野手6人】

楽天 浅村栄斗

楽天の浅村栄斗選手は大阪府出身の30歳。

2009年にドラフト3位で西武に入団し、勝負強さと強打が持ち味の内野手として打点王を2回獲得しました。

このうち2回目の打点王に輝いたプロ10年目のシーズンは打率3割、ホームラン30本、100打点をマークしました。

楽天に移籍したおととしは自己最多の33本のホームランを打ち、昨シーズンも32本を打って初めてホームラン王に輝きました。

楽天ではセカンドを守りますが、おととしのプレミア12ではファーストを任され、中軸として打率3割6分、5打点と活躍し、日本の優勝に貢献しました。
浅村選手は、代表に内定したことについて「プレミア12とはまた違う緊張感やプレッシャーがあるが、日本代表のために1試合でも多く貢献したいので頑張りたい。稲葉監督に求められる役割をしっかり全うできるように残り1か月、自分の不安がなくなるようにできることをしっかりやって準備したい」と話していました。

西武 源田壮亮

西武の源田壮亮選手は大分県出身の28歳。

2017年にドラフト3位で入団しました。

俊足と堅い守りのショートとして1年目からフルイング出場を果たして新人王に輝き、去年まで3年連続でベストナインとゴールデン・グラブ賞に選ばれました。

今シーズンは先月(5月)下旬に新型コロナウイルスに感染しチームを離れていますが、それまではキャプテンとして攻守にチームを引っ張っていました。

日本代表ではおととしのプレミア12の2次リーグ初戦のオーストラリア戦で終盤に相手ピッチャーのフィルダースチョイスを誘う絶妙なバントを決めてチームの勝利に貢献しました。
源田選手は、代表に内定したことについて「本当に光栄でうれしい、やってやるぞという気持ち。オリンピックは自分の中では特別な感じで、それも東京で行われるのは大事な大会だと感じている。絶対に優勝しないといけないし、自分自身の野球人生においてもすごくプラスになると思うので、いろいろなことを吸収したい」と話していました。

また先月、自身が新型コロナウイルスに感染したことを踏まえて「本当にすごい気をつけていてもかかってしまうんだと感じた。医療従事者をはじめいろいろな方々のサポートを目の当たりにしてきたので、そういう方々に明るい話題を届けられるように頑張りたい」と話していました。

巨人 坂本勇人

巨人の坂本勇人選手は兵庫県出身の32歳。

2007年に高校生ドラフト1巡目で入団しました。

球界屈指と言われる巧みなスイングで厳しいインコース攻めに対応し、2015年に首位打者のタイトルを獲得しました。

おととしには自己最多でリーグ2位となる40本のホームランを打ち、初めて最優秀選手に選ばれ、昨シーズンは史上2番目の若さで通算2000本安打を達成しました。

今シーズンは5月9日の試合で、けん制球にヘッドスライディングで一塁に戻った際に右手の親指を骨折しておよそ1か月間、離脱しました。

日本代表では2013年と2017年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックや、2015年とおととしのプレミア12に出場し、中心選手として代表チームを引っ張り続けています。
坂本選手は、代表に内定したことについて「1つの目標でもあったので、選んでいただいて感謝している。経験したことがない大会なので、楽しみな気持ちでいっぱいだ」と話していました。

そのうえで「開催にあたっていろんな方の努力があると思うので、感謝の気持ちをもって全力でプレーしたい。目標は金メダルだけなのでどういう状況であれ、いいプレーを見せるのがプロの使命だ」と意気込みを示しました。

ヤクルト 山田哲人

ヤクルトの山田哲人選手は兵庫県出身の28歳。

2011年にドラフト1位で入団し、強打、俊足のセカンドとして2015年には打率3割、ホームラン30本、盗塁30個のトリプルスリーを達成してホームラン王、盗塁王、最高出塁率のタイトルを獲得したほか、セ・リーグの最優秀選手に輝きました。

さらに2016年と2018年にもトリプルスリーを達成し、プロ野球史上初めて複数回のトリプルスリー達成者となりました。

日本代表では2017年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックに出場したほか、おととしのプレミア12ではシーズン中とは違うファーストを守り、決勝の韓国戦で逆転スリーランホームランを打つなど日本の優勝に貢献しました。
山田選手は、代表に内定したことについて「代表に内定することをモチベーションの1つに頑張ってきたので素直にうれしい。雰囲気や観客もどうなるか分からないが、とにかく一生懸命やるだけなので野球の力をたくさんの人に与えて何か感じてもらえたらなと思う」と意気込みを話しました。

また、シーズン中のセカンドと異なるポジションを担う可能性があることについて「特にこだわりがないと言ったらおかしいが、任されたところできちんと仕事をこなしたいと思っている。金メダルをとれるよう勝利に貢献できるプレーをたくさんしたい」と話していました。

ヤクルト 村上宗隆

ヤクルトの村上宗隆選手は熊本県出身の21歳。

九州学院から2018年にドラフト1位で入団しました。

持ち味の力強いバッティングでプロ2年目には全試合に出場して36本のホームランを打ち、新人王に輝きました。

さらに3年目の昨シーズンは全試合に4番で先発し、ホームランと打点でともにリーグ2位の成績をマークしたほか、最高出塁率のタイトルを初めて獲得し、ファーストでベストナインにも選ばれました。

今シーズンも開幕から4番に座り、主にサードを守りながら両リーグトップのホームラン20本をマークしています。

日本代表に招集されるのはおととし3月のメキシコとの強化試合以来です。
村上選手は、代表に内定したことについて「東京で開催されるにあたって自分が出場したいなと思っていた。プレッシャーもかかるが頑張らないといけないし、とにかく勝つことだけを考えて野球人生すべてをかけて挑みたい」と話しました。

そのうえで「周りはスター選手ばかりなので負けずといいプレーをしたいし金メダルをとることが使命だと思うのでその力に1つでもなれるよう自分らしくプレーしたい」と意気込みました。

広島 菊池涼介

広島の菊池涼介選手は東京都出身の31歳。

2012年にドラフト2位で入団しました。

昨シーズンはセカンドでプロ野球史上初となる守備率10割を達成するなど球界を代表する守備の名手で8年連続でゴールデン・グラブ賞に輝いています。

バッティングでも2016年に最多安打のタイトルを獲得しています。

今シーズンは新型コロナウイルスに感染して一時、離脱しましたが、3割台の打率をマークし低迷するチームの中で存在感が光っています。

日本代表には2017年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックに出場したほか、おととしのプレミア12でもチームの中心選手として活躍し「大会のベストナイン」と「最優秀守備選手」に選ばれました。
菊池選手は、代表に内定したことについて「選ばれて光栄でうれしいという思いとプレッシャーと半分半分だ。緊張すると思うが自然体を保つというのがいちばんだと思う。新型コロナウイルスの感染が拡大する中で明るいニュースを届けられるようにしっかり貢献したい」と話していました。

期待される守備については、「やってやろうという思いではなくて、『予測と準備』をしっかりして自分を忘れず自然体でいられればいいプレーも出ると思う。変に硬くならず、考えすぎずにやりたい」と話していました。

【外野手5人】

ソフトバンク 柳田悠岐

ソフトバンクの柳田悠岐選手は広島県出身の32歳。

2011年にドラフト2位で入団しました。

走・攻・守の3拍子そろった外野手として2015年には首位打者と打率3割、ホームラン30本、30盗塁の「トリプルスリー」を史上初めて同時に達成し、リーグのMVPにも輝きました。

3年前には2回目の首位打者、昨シーズンも最多安打のタイトルを獲得したほか、打率3割4分2厘、ホームラン29本、86打点で2回目のMVPに選ばれました。

日本代表ではおととしのプレミア12にはコンディション不良の影響で出場していませんが、2018年の日米野球では第1戦で逆転サヨナラツーラン、第2戦は2試合連続のホームランを含むヒット4本で4打点をあげる活躍を見せました。
柳田選手は、代表に内定したことについて「選んでいただき、光栄だ。けがをしたときにも声をかけてくれた稲葉監督には感謝している。いいプレー、いい結果で恩返ししたい。自分の野球人生の財産になると思うので、1分1秒をむだにせず、やっていきたい」と話しました。

ソフトバンク 栗原陵矢

ソフトバンクの栗原陵矢選手は福井県出身の24歳。

2015年にドラフト2位で入団しました。

昨シーズンはチームで柳田悠岐選手に次ぐ17本のホームランを打つなど存在感を示し、日本シリーズでも14打数7安打の打率5割をマークして日本シリーズのMVPに選ばれました。

また登録ポジションはキャッチャーですが、今シーズンは主に外野で出場し内野も守ることができるユーティリティープレーヤーです。

栗原選手は高校時代に18歳以下の日本代表に選ばれていますが、トップチームのメンバー入りは初めてです。
栗原選手は、代表に内定したことについて「素直にうれしいという気持ちと緊張感を感じている。キャッチャーも含めていろんなポジションを守れるところを期待されていると思うので、しっかり準備していきたい。どういう舞台なのか想像もつかないし、とにかく緊張すると思うが、何か一つでも貢献できれば」と話しました。

オリックス 吉田正尚

オリックスの吉田正尚選手は福井県出身の27歳。

2016年にドラフト1位で入団しました。

身長1メートル73センチとプロとしては小柄ながら、力強いバッティングが持ち味です。

3年目で初めて規定打席に到達し、それ以降、3年連続で3割台の打率をマークし、去年は3割5分ちょうどで初めてのタイトルとなる首位打者に輝きました。

今シーズンもここまでリーグトップの打率をマークしています。

日本代表では、おととしのプレミア12に出場し決勝の韓国戦で2本のヒットを打ちました。
吉田選手は、代表に内定したことについて「選んでいただいた以上は金メダルに貢献したいという気持ちだ。結果も大事だが、シーズン中と変わらず、しっかりとコンディションを整えて、自分の持っているベストを出したい」と話しました。

日本ハム 近藤健介

日本ハムの近藤健介選手は千葉県出身の27歳。

2012年にドラフト4位で入団しました。

広角に打ち分けることができる巧みなバットコントロールが持ち味で、昨シーズンは自己最高となる打率3割4分をマークしたほか、2年連続で最高出塁率のタイトルを獲得しました。

今シーズンはここまで打率2割台ですが、中田翔選手に代わって4番を任される試合もあり、ホームラン数はすでに去年を上回っています。

おととしのプレミア12では8試合すべてに出場し、打率は1割9分にとどまりましたが、選球眼を生かして9つのフォアボールを選び打線を支えました。
近藤選手は、代表に内定したことについて「去年からずっと出たいなという思いはあったし、ことしも変わらず目指してやってきたのでとても光栄だ」と話していました。

また、オリンピックに向けては「僕自身まだまだ打撃の感覚がよくないのでこの1か月でしっかり調子を上げて、選んでよかったと思われるような成績で大会に向かいたい。選んでもらったからには稲葉監督やチームの金メダルのために頑張りたい」と意気込みを示しました。

広島 鈴木誠也

広島の鈴木誠也選手は東京都出身の26歳。

2013年にドラフト2位で入団しました。

パワーを兼ね備えた高いバッティング技術でおととしには初めて首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得し、昨シーズンまで5年連続で打率3割、ホームラン25本以上をマークしています。

また強肩の外野手としてゴールデン・グラブ賞に4回輝いたほか、ベストナインにも5年連続で選ばれています。

日本代表では2017年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックに出場したほか、おととしのプレミア12では全試合で4番を務めて3試合連続でホームランを打つなど打率4割4分4厘、ホームラン3本、13打点の好成績で打線を引っ張り、大会のMVPに選ばれ、日本の優勝に貢献しました。
鈴木選手は、代表に内定したことについて「代表で試合をするので気が引き締まる。日本のためにしっかり頑張りたい。シーズン中には感じられないプレッシャーを感じると思う。緊張感を味わいながら野球ができると思うので、楽しみながらやりたい。応援してくれる人たちが気持ちの入る大会なので、感動を与えられるようなプレーをしたい」と話していました。

そのうえで4番を期待されていることについては「4番を打つ選手はたくさんいる。日本を代表する選手がたくさん集まって、その中で試合に出ることはすごく大変なので、まずは試合に出られるように頑張りたい」と話していました。