ハンガリー 18歳未満に同性愛などの議論を制限する法案 可決

ハンガリーでは18歳未満に対し、同性愛や性転換を広める議論を制限する法案が可決され、人権団体などからは批判の声があがっています。

ハンガリーでは保守的な価値観を掲げるオルバン首相が率いる与党フィデスが、子どもを性的犯罪から守るためとして、18歳未満に対し、同性愛や性転換を広める議論を制限することや、書籍や広告をみせないとする法案を議会に提出し、15日、野党が抗議のため欠席するなか、与党の賛成多数で可決されました。

この法案をめぐっては、撤回を求めて14日、首都ブダペストで大規模な抗議デモが行われ、可決後は国際的な人権団体が「性的マイノリティーの人たちに汚名を着せ、差別を助長させるものだ」と批判するなど反発が強まっています。

ハンガリーでは去年12月には、憲法が改正され、同性のカップルが養子を迎えることが事実上できなくなるなど、同性のカップルの権利が厳しく制限され、EU内から批判の声があがっています。

オルバン政権としては来年予定されている議会の選挙に向けて、保守層の支持者にアピールするねらいもあるものとみられます。