土地利用規制法案めぐり反対派が国会前で集会

自衛隊の基地や原発など安全保障上、重要だとする施設周辺の土地の利用を規制する法案をめぐり、法案に反対する人たちが国会前で集会を開き、「思想・良心の自由を侵害するおそれがある」などとして、廃案にすべきだと訴えました。

この法案は、基地や原発など安全保障上、重要だとする施設周辺の土地の利用を規制し、政府が土地の所有者や関係者を調査できるようにするもので、政府は、16日に会期末を迎える今の国会での成立を目指しています。

15日は法案に反対する人たちが国会前で集会を開き、主催者の発表でおよそ350人が集まりました。

この中で、海渡雄一弁護士は「施設周辺の住民を監視しようとする法案で、憲法が保障している思想・良心の自由を侵害する可能性がある。国会審議では与党推薦の参考人からも説明不足が指摘されており、あいまいな不安を根拠に、住民を敵視・監視する内容の法律をつくるべきではない」と話しました。

そして、集まった人たちは「強行採決 絶対反対」などと書かれたプラカードを持ち、「廃案にすべきだ」などと声をあげていました。

参加した都内に住む70代の女性は「法案にはあいまいな点が多いにもかかわらず、審議が拙速だと思うので、なんとかして成立を阻止したい」と話していました。