日本郵船 脱炭素に向け LNG燃料の自動車運搬船建造へ

世界で脱炭素に向けた取り組みが広がる中、海運大手の日本郵船は環境への対応を強化するため、LNG=液化天然ガスを燃料とする自動車運搬船を、新たに建造することになりました。重油を燃料とした船よりも二酸化炭素の排出量を抑えられるとしています。

発表によりますと、日本郵船は国内の造船会社2社と覚書を交わし、2025年度以降、LNGを燃料とする自動車運搬船12隻を新たに建造することになりました。

海運会社として世界で最も多くのLNG自動車運搬船を保有することを目指します。

LNG自動車運搬船は従来の重油を燃料とした船と比べて、二酸化炭素の排出量をおよそ40%減らせるとしていて、導入を増やし、2050年までに会社全体の排出量を2015年の半分に減らしたい考えです。

長澤仁志社長は15日、オンラインで開いた会見で「事業者として努力を怠ってはならない。環境に優しい船の開発に少しでも役に立ちたい」と述べました。

海運業界では、2050年までに商船三井が二酸化炭素の排出量を実質ゼロに、川崎汽船は2008年と比べて温室効果ガスの排出量を半減させるという目標を掲げています。

また、燃やしても二酸化炭素が出ないアンモニアや、水素を燃料にした船の開発も進むなど脱炭素の動きが広がっています。