シリアで病院など砲撃受け医師ら21人死亡 国連特使 厳しく非難

内戦が続くシリアで北西部の病院などが砲撃を受けて医師を含む21人が死亡し、国連の特使は「市民や医療施設への攻撃は容認できない」として厳しく非難しました。

シリア北西部の都市アフリンで6月12日、国連の支援を受けてこの地域の医療を担ってきた病院などが砲撃を受け、現地の情報を集めている「シリア人権監視団」によりますとこれまでに21人が死亡し、病院の施設も破壊されました。

死亡した人のうち17人は医師などの医療従事者や女性や子どもを含む市民だったということです。

事態を受けて国連でシリアを担当するペデルセン特使は14日、声明を発表し「市民や医療施設への攻撃は容認できるものではなく、ただちにやめなければならない」と攻撃を強く非難するとともに、シリア全土での停戦が重要だと強調しました。

病院への砲撃について人権監視団はアサド政権によるものだと指摘しているのに対し、この地域を実質的に管理下に置く隣国トルコは敵対するクルド人武装組織による攻撃だとしています。

シリアでは去年3月の停戦合意のあと大規模な戦闘は収まりつつありますが、さまざまな勢力が入り乱れて散発的に戦闘が起き、市民が巻き込まれて犠牲になる事態が相次いでいます。