IOC コーツ調整委員長が来日 メッセージ発信に注目

東京オリンピックの開幕をおよそ1か月後に控えた15日、IOC=国際オリンピック委員会で大会の準備状況を監督する調整委員会のコーツ委員長が来日しました。今後、大会組織委員会と現場で意見交換しながら、大会開催の最終的な準備に当たることになります。

来日したのはIOCの副会長で東京大会の準備状況を監督する調整委員会のコーツ委員長です。

15日朝早く羽田空港に到着したコーツ委員長はその後、都内のホテルに入り3日間の隔離期間を経たあと、行動規則に従いながら活動を始める予定です。

新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年延期された東京大会の感染症対策などをめぐり、IOCと組織委員会はこれまでオンラインで会議を重ねてきましたが今後は組織委員会と現場で意見交換しながら大会開催の最終的な準備に当たることになります。

コーツ委員長は5月の記者会見で緊急事態宣言が出されていても東京大会は開催できるという考えを示して波紋が広がっていて、どのようなメッセージを発信するかも注目されます。

15日はこのほか、IOCの▽ギラディ調整委員会副委員長や、▽デュビオリンピック統括部長などの幹部も来日することになっていておよそ1か月後に開幕を控えた東京大会の最終的な準備が本格化します。

一方で、IOCのバッハ会長は、大会の開幕に合わせて7月中旬に来日する考えを明らかにしています。