囲碁最年少棋士仲邑二段タイトル初挑戦へあと2勝 意気込み語る

囲碁の最年少棋士、中学1年生の仲邑菫二段が、自身初のタイトル挑戦まであと2勝に迫っている女流タイトル戦の対局を前に和服姿で対局会場を訪れ、「一局一局、目の前の対局に集中して頑張りたい」と意気込みを語りました。

おととし史上最年少の10歳で囲碁のプロ棋士になり、現在中学1年生の仲邑菫二段(12)は、女流タイトル戦の「女流立葵杯」で挑戦者を決めるトーナメントのベスト4に勝ち進み、自身初のタイトル挑戦まであと2勝に迫っています。

トーナメントは、福島県会津若松市の旅館で15日準決勝が、16日には挑戦者決定戦が行われる予定で、14日、これを前に4人の出場棋士が和服姿で対局会場を訪れ取材に応じました。

赤色の和服を着た仲邑二段は「準決勝まで来ることができると思っていなかったので非常にうれしいです。緊張はそんなにしていないですけど、あまり意識せずにいい内容の碁を打ちたいです。一局一局、目の前の対局に集中して頑張りたいです」と意気込みを語っていました。

仲邑二段が準決勝と挑戦者決定戦に続けて勝てば、史上最年少でのタイトル挑戦が実現することになります。

仲邑菫二段とは

仲邑菫二段は、父親がプロ棋士の仲邑信也九段という環境のもと、3歳から囲碁を始め、7歳からは強豪国韓国にもたびたび訪れて力をつけました。

小学5年生だったおととし4月、強豪国の中国や韓国に対抗できるトップ棋士を育成するために日本棋院が新たに設けた推薦枠で、史上最年少の10歳0か月でプロ棋士となりました。

プロ入り後の公式戦の対戦成績は63勝29敗と順調に勝ちを重ね、ことし3月には12歳0か月で「二段」に昇段して、二段昇段の最年少記録を53年ぶりに更新しました。

仲邑さんは中学入学に合わせて、それまで過ごしていた大阪から家族と共に東京に引っ越していて、現在は都内の中学校に通いながら棋士として対局に臨んでいます。