感染対策の手引き作成 ツアー参加者の検査など 日本旅行業協会

新型コロナウイルスの影響で、旅行需要の落ち込みが続く中、業界団体の「日本旅行業協会」はツアーの参加者に事前にPCR検査を受けてもらう場合など、感染対策の手引きを作成しました。
協会では、安心して旅行できる仕組みを整えたいとしています。

この手引きは、「日本旅行業協会」がことし4月に実施したPCR検査などを事前に受けたうえで旅行するモニターツアーの結果をもとにまとめました。

旅行後のアンケートで、参加者のおよそ8割がPCR検査を受けたほうがよいと回答したことを受け、手引きには検査を事前に受けてもらう場合は、原則、ツアーの3日前から検体を採取することや2週間前からは旅行会社が参加者に対して、感染リスクを避けた生活をするよう呼びかけることなど、ツアーを企画するにあたっての具体的な手順を盛り込みました。

協会では、旅行会社にこの手引きを感染対策に役立ててもらい、安心して旅行できる仕組みを整えたいとしています。

会見で池畑孝治事務局長は、「安心して旅行を楽しんでもらえるよう業界をあげて取り組み、手引きの内容も随時、見直していきたい」と話しています。