新型コロナ関連倒産 飲食店など累計1600社に 今後増加のおそれ

新型コロナウイルスの影響で倒産した企業の数が、去年2月からの累計で1600社になりました。調査会社は緊急事態宣言が出ている地域などでは、飲食店を中心に売り上げの落ち込みが続いており、倒産は今後増加するおそれがあるとしています。

「帝国データバンク」のまとめによりますと、新型コロナウイルスの影響で破産などの手続きをとって倒産した企業や、事業を停止して法的整理の準備に入った企業は、個人事業主を含めて去年2月から14日までの累計で1600社になりました。

業種別に見ると、
▽「飲食店」が265社と最も多く、次いで
▽「建設・工事業」が155社、
▽「ホテル・旅館」が92社、
▽「食品卸」が81社などとなっています。

倒産が発生した月ごとでは、ことし3月が182社と最も多く、次いで、ことし4月が172社、先月が135社となっていますが、緊急事態宣言が出ている地域などでは、飲食店を中心に売り上げの落ち込みが続いており、倒産は今後増加するおそれがあるとしています。

帝国データバンクは「飲食店の倒産に伴って、修繕や内装、それに電気工事などを請け負っている『建設・工事業』の倒産が連動して増える傾向がみられる」としています。