プロ野球選手の平均年俸 過去最高の去年からほとんど変化なし

プロ野球の選手会による調査で、選手のことしの平均年俸は4174万円と、過去最高だった去年と比べてほとんど変わらず、新型コロナウイルスによって球団の収入が減ったことによる大きな影響は見られませんでした。

プロ野球の選手会は、昭和55年から毎年、選手の年俸調査を行っていて、ことしは外国人選手と育成選手を除く730人が対象になりました。

その結果、12球団の選手の平均年俸は4174万円で、過去最高だった去年と比べて15万円、率にして0.4%減ったものの過去2番目に高くなりました。

リーグ別ではパ・リーグが4381万円と過去最高を更新し、セ・リーグは3962万円でした。

また球団別では、ソフトバンクが6932万円で2年連続で1位となり、2位は巨人で6587万円、3位は田中将大投手が復帰した楽天で、去年より15.4%増えて5887万円でした。

一方でベテラン選手の退団が相次いだ阪神は、去年より25.3%減って2886万円で11位となり、最下位はオリックスで2640万円でした。

昨シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて試合数が少なくなり、無観客や観客数を制限しての開催で各球団とも収入が大幅に減りましたが、選手の年俸は全体ではほぼ横ばいとなりました。

調査結果について選手会の森忠仁事務局長は「観客が入ったかどうかにかかわらず、ある程度ちゃんと評価してもらったのだと思う」と話していました。

しかし、ことしで36歳以上となるベテラン選手の年俸は、平均で2000万円以上減っているということで、選手会は「球団が、年俸の高いベテランの選手を、どれだけ削るかが課題だったことが見受けられる」と分析しています。