新型コロナ 18都道府県の感染状況 5指標7項目(10日時点)

政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、感染状況を示す4つのステージのうちどのステージにあるか判断するための指標として、
▼「医療のひっ迫具合」、
▼「療養者数」、
▼「PCR検査の陽性率」、
▼「新規感染者数」、
▼「感染経路が不明な人の割合」の5つを示しています。

このうち「医療のひっ迫具合」は、
▼「病床使用率」、
▼「入院率」、
▼「重症者用病床の使用率」の3つの項目があります。

内閣官房のまとめによりますと、今月10日時点で、緊急事態宣言が出されている10の都道府県と「まん延防止等重点措置」が適用されている県の合わせて18都道府県では、北海道のほか、東海から西の自治体で、最も深刻な「ステージ4」に相当する項目が多くなっています。

なお、病床関連の指標については、自治体の中には、すぐに受け入れることができる「即応病床数」などをもとに、異なる値を公表しているところもあります。

医療のひっ迫 病床使用率

医療のひっ迫具合です。
病床使用率は、ステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

病床全体の使用率は、
▼北海道で51%、
▼群馬県で22%、
▼東京都で25%、
▼埼玉県で27%、
▼千葉県で25%、
▼神奈川県で29%、
▼石川県で23%、
▼愛知県で53%、
▼三重県で28%、
▼岐阜県で40%、
▼大阪府で36%、
▼兵庫県で37%、
▼京都府で37%、
▼岡山県で30%、
▼広島県で42%、
▼福岡県で53%、
▼熊本県で27%、
▼沖縄県で88%です。

医療のひっ迫 入院率

入院率は、ステージ3が40%以下、ステージ4が25%以下が目安です。

入院率は、
▼北海道で21%、
▼群馬県は適用外、
▼東京都で41%、
▼埼玉県は適用外、
▼千葉県は適用外、
▼神奈川県は適用外、
▼石川県で67%、
▼愛知県は適用外、
▼三重県で52%、
▼岐阜県で71%、
▼大阪府で16%、
▼兵庫県で49%、
▼京都府で39%、
▼岡山県で67%、
▼広島県で47%、
▼福岡県は適用外、
▼熊本県で72%、
▼沖縄県で26%です。

指標として新たに採用された「入院率」は、すべての療養者に占める入院できている人の割合です。

新型コロナウイルスの患者が増加すると、本来は入院する必要があるのに入院できずに自宅や施設で療養する人が増えることから、「入院率」は数値が低いほど、受け入れることができない患者が増えている、つまり医療がひっ迫している可能性があることになります。

ただ、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」は、以下の場合には適用されないとしています。
▼療養者数が、人口10万人当たり10人未満の場合。
▼新規陽性者数のうち入院が必要な人が、発生届の翌日までに入院できている場合です。
こうした自治体についてはステージの判断は行われません。

医療のひっ迫 重症者の病床使用率

重症者の病床使用率は、ステージ3が20%以上、ステージ4は50%以上が目安です。

重症者用の病床使用率は、
▼北海道で25%、
▼群馬県で13%、
▼東京都で35%、
▼埼玉県で23%、
▼千葉県で20%、
▼神奈川県で27%、
▼石川県で8%、
▼愛知県で59%、
▼三重県で16%、
▼岐阜県で34%、
▼大阪府で28%、
▼兵庫県で47%、
▼京都府で22%、
▼岡山県で10%、
▼広島県で34%、
▼福岡県で27%、
▼熊本県で21%、
▼沖縄県で79%でした。

療養者数

療養者数は、人口10万人当たり、ステージ3が20人以上、ステージ4は30人以上が目安です。

▼北海道で91人、
▼群馬県で9人、
▼東京都で27人、
▼埼玉県で15人、
▼千葉県で15人、
▼神奈川県で19人、
▼石川県で13人、
▼愛知県で43人、
▼三重県で13人、
▼岐阜県で22人、
▼大阪府で70人、
▼兵庫県で16人、
▼京都府で18人、
▼岡山県で12人、
▼広島県で23人、
▼福岡県で39人、
▼熊本県で13人、
▼沖縄県で167人でした。

PCR検査の陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。ステージ3が5%以上、ステージ4が10%以上が目安です。

▼北海道で4.8%、
▼群馬県で2.2%、
▼東京都で4.1%、
▼埼玉県で2.6%、
▼千葉県で4.5%、
▼神奈川県で6.1%、
▼石川県で0.7%、
▼愛知県で6.9%、
▼三重県で3.7%、
▼岐阜県で3.2%、
▼大阪府で1.5%、
▼兵庫県で3.2%、
▼京都府で4.1%、
▼岡山県で2.2%、
▼広島県で2.1%、
▼福岡県で2.4%、
▼熊本県で1.5%、
▼沖縄県で7.9%となっています。

10万人当たりの直近1週間の新規感染者数

人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者は、ステージ3が15人以上、ステージ4は25人以上が目安です。

▼北海道で※25人、※「24.57人」を四捨五入
▼群馬県で4人、
▼東京都で20人、
▼埼玉県で9人、
▼千葉県で11人、
▼神奈川県で16人、
▼石川県で6人、
▼愛知県で18人、
▼三重県で6人、
▼岐阜県で10人、
▼大阪府で12人、
▼兵庫県で8人、
▼京都府で12人、
▼岡山県で5人、
▼広島県で9人、
▼福岡県で9人、
▼熊本県で4人、
▼沖縄県で89人となっています。

感染経路不明者の割合

感染経路が不明な人の割合です。目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▼北海道で32%、
▼群馬県で22%、
▼東京都で62%、
▼埼玉県で49%、
▼千葉県で57%、
▼神奈川県で54%、
▼石川県で31%、
▼愛知県で46%、
▼三重県で27%、
▼岐阜県で34%、
▼大阪府で60%、
▼兵庫県で49%、
▼京都府で38%、
▼岡山県で43%、
▼広島県で34%、
▼福岡県で※50%、※「49.5%」を四捨五入
▼熊本県で42%、
▼沖縄県で48%でした。