「日韓首脳会談キャンセル」の報道 ”事実に反する” 官房長官

韓国の通信社、連合ニュースはイギリスで開かれたG7サミット=主要7か国首脳会議に招待されていたムン・ジェイン(文在寅)大統領が、菅総理大臣と略式の首脳会談を行うことで日韓両政府が暫定合意していたが、日本側が一方的にキャンセルしたと伝えました。
韓国外務省は確認できないとしています。

イギリスで開かれたG7サミットに招待されていた韓国のムン・ジェイン大統領は、12日、菅総理大臣と初めて対面してあいさつを交わし、その翌日「日韓関係において、新たな始まりとなりうる貴重な時間だったが、会談に至らず残念に思う」とするメッセージをSNSに掲載しました。

これについて韓国の通信社、連合ニュースは14日、韓国外務省の当局者の話として「日韓両政府は、G7サミットに合わせて略式の首脳会談を行うことで暫定合意していたが、日本側が一方的にキャンセルした」と伝えました。

連合ニュースは日本側が理由として、島根県竹島の周辺海域で15日に行われる予定の韓国軍による定例訓練を挙げたとしています。

韓国軍が年2回行っているこの訓練について、日本政府は「竹島は歴史的事実に照らしても、国際法上も日本固有の領土だ」として繰り返し抗議するとともに、中止するよう求めています。

今回の報道について、韓国外務省はNHKの取材に対し、確認できないとしています。

加藤官房長官「事実に反する配信 遺憾で抗議」

加藤官房長官は、午後の記者会見で「報道は承知しているが、そのような事実は全くない。事実に反するのみならず、一方的な配信は遺憾で、直ちに韓国側に抗議した。今回のG7サミットでは、スケジュールの都合により、日韓首脳会談は実施されなかった」と述べました。

また、島根県の竹島の周辺海域であす行われる予定の韓国軍による定例訓練について「竹島が歴史的事実に照らしても、かつ国際法上も、明らかに日本固有の領土であることに鑑み、受け入れることができず極めて遺憾だ。韓国政府に対し、直ちに強く抗議するとともに、中止を求めたところだ」と述べました。