10都道府県 13日の人出 多くで前4週間の土日祝日平均上回る

緊急事態宣言が出されている10の都道府県の13日の人出は、多くの地域が前の4週間の土日、祝日の平均を上回り、名古屋や岡山では増加が目立ちました。

NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、緊急事態宣言が出されている10の都道府県の主な地点の人の数を分析しました。

分析した時間は、日中が午前6時から午後6時まで、夜間が午後6時から翌日の午前0時までです。

それによりますと、13日は多くの地点で前の4週間の土日、祝日の平均よりも人出が増加しました。

各地点の増加率は、
▽渋谷スクランブル交差点付近で日中は6%、夜間は22%、
▽東京駅付近で日中は9%、夜間は16%、
▽名古屋駅付近で日中、夜間とも26%、
▽大阪梅田駅付近で日中は10%、夜間は11%、
▽神戸市の三ノ宮駅付近で日中は13%、夜間は21%、
▽京都駅付近で日中は17%、夜間は16%、
▽岡山駅付近で日中は34%、夜間は24%で、名古屋と岡山の増加が目立ちました。

そのほかの地域も、増加率は
▽札幌駅付近で日中、夜間とも13%、
▽広島駅付近で日中は13%、夜間は12%、
▽博多駅付近で日中は19%、夜間は9%などとなっています。

一方、那覇市の県庁前駅付近では日中は47%の減少、夜間は23%の減少でした。