東京都 コロナ 3人死亡 209人感染確認 13日に続き前週下回る

東京都内では、14日新たに209人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、13日に続いて前の週の同じ曜日を下回りました。ただ、都の担当者は「先週の半ばくらいから減少の幅が小さくなっていて、まだリバウンドの危険性がある。引き続き対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけました。

東京都は、14日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて209人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の月曜日より26人少なくなり、13日に続いて前の週の同じ曜日を下回りました。

また、14日までの7日間平均は、前の週の90.0%に当たる380.4人でした。

ただ、都の担当者は「先週の半ばくらいから減少の幅が小さくなっていて、まだリバウンドの危険性がある。引き続き、対策の徹底をお願いしたい」と呼びかけました。

14日の209人の年代別は、
▽10歳未満が3人、
▽10代が13人、
▽20代が71人、
▽30代が37人、
▽40代が28人、
▽50代が25人、
▽60代が18人、
▽70代が5人、
▽80代が7人、
▽90代が2人です。

209人のうち、およそ62%に当たる130人はこれまでのところ感染経路が分かっていません。

一方、感染経路が分かっている79人の内訳は、「家庭内」が31人と最も多く、次いで「職場内」が19人、「施設内」が7人などとなっています。

海外への渡航歴のある人はいませんでした。

これで都内で感染が確認されたのは16万6578人になりました。

また、都が参考として発表した13日の検査件数は1583件で、13日までの3日間の平均は4376件でした。

14日時点で入院している人は13日より47人減って1436人で「現在確保している病床に占める割合」は25.7%です。

一方、都の基準で集計した14日時点の重症の患者は13日より1人減って46人で、重症患者用の病床の12.3%を使用しています。

また、都は、感染が確認された50代と60代、それに80代の男女合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

これで、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2159人になりました。

小池知事「減少ぺース少し鈍化 対策にご協力を」

東京都の小池知事は、記者団から「このところ、感染者数の減少のペースが鈍化しているが、受け止めはどうか」と聞かれたのに対して、「ここまでなんとか抑えつつあるが、少し鈍化しているのはご指摘の通りだ。引き続き感染防止対策にご協力をお願いしたい」と述べました。