首都圏の自衛官や警察官にワクチン接種へ 予約に空き 東京会場

政府が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターは予約枠に空きがあることから、防衛省は14日から自衛官や警察官など危機管理に関わる分野の公務員に接種を行う方向で最終調整していて、14日午前、正式に決定する見通しです。

政府が設置した大規模接種センターでは、65歳以上の高齢者を対象に接種が進められていますが、14日から今月27日までの2週間分については予約枠に多くの空きがあり、防衛省は対象地域を全国に拡大したほか、12日からはそれまでのインターネットだけでなく電話での予約の受け付けを始めました。

それでも、この2週間については13日夕方の時点で東京の会場でおよそ9万8000件、大阪の会場で3万8000件近くの空きがあり、予約は依然として埋まっていません。

このため、防衛省は14日から予約枠に特に余裕のある東京の会場で、自衛官や警察官、海上保安官など危機管理に関わる分野の公務員に接種を行う方向で最終調整しています。

対象は東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県になる予定で、14日午前、正式に決定する見通しです。

一方、大規模接種センターでは今後、基礎疾患のある人や高齢者施設などの職員を含め、対象年齢を64歳以下に引き下げることが検討されていて防衛省は、予約の空き状況を踏まえ判断したいとしています。