鉄道で乗客の手荷物検査 来月から可能に 危険物持ち込み防止へ

東京オリンピック・パラリンピックを前に、鉄道事業者が危険物が持ち込まれるのを防ぐため、来月から乗客の手荷物検査ができるようになります。

3年前、東海道新幹線の車内で乗客3人が突然、男に刃物で切りつけられ、死傷した事件を受けて、国土交通省は適切にこん包されていない刃物の持ち込みを禁止しました。

しかし、手荷物検査については法令に定めはなかったことから、国土交通省は省令を改正し、来月から手荷物検査をできるようにするとともに応じない場合は駅などから退去を求めることができるようにしました。

国土交通省と鉄道各社は、2019年にJR東日本が爆発物を嗅ぎ分けができる探知犬を巡回させたり、東京メトロが改札口で電磁波で危険物を検知する「ボディースキャナー」を設置したりする実証実験を行っています。

改正された省令の施行は来月1日で、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、鉄道各社では利用者が多い鉄道で、できるだけ利便性を損なわないよう検査を行いたいとしています。